Written by moguko

【銀行員は上級仕事】辞めて後悔するなら残るべき?残る価値はアリ【それでも私は辞めました】

銀行

こんにちは、mogukoです。

新卒で銀行に就職しました。当時は、良いところに就職できたと気分はハイテンション。社会の荒波に揉まれつつ、4年で辞めましたが非常に貴重な経験ができました。

良いところ、悪いところ、合う合わないは仕方なし。銀行は厳しい世界で有名なので、合う方は生き残り、合わない方は他の道に進みます。

では、合わなかった方は銀行を辞めて後悔はしているのか?・・・私は半分後悔しています。笑

今回は辞めて後悔、逆に辞めて良かった理由、その後転職先でも上手くやっていけるのか?解説していきます。

結論、転職先でも普通にやっていけます。てか、楽勝ですよ。だって元銀行員ですから(´∀`)

本記事の内容

  • 銀行員を辞めて後悔したこと5つ
  • 銀行員を辞めて良かったこと5つ
  • 【銀行が全てじゃない】貴重な経験。されど後悔はなし

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銀行員を辞めて後悔したこと5つ


後悔したこと3つは下記の通り

  • 社会的地位、信用力が低下
  • 年収が下がった
  • 長期休みが取れない
  • 休暇が減った
  • いい加減なマニュアルしかなかった

解説していきます。

社会的地位、信用力が低下

イメージブランドの低下は仕方ありません。

仕事は何をしていますか?

  • 雑貨店で働いています。
  • 銀行員です。

こんな感じ。この一言であなたの印象が変わります。

リアルな話、住宅ローンの審査が通るかどうか、銀行に勤めていたら自動的パスです。ちなみに私が現在勤めている大手保険会社も、審査は一発合格との噂。信用のある勤め先は、こーゆー時に力を発揮します。

住宅ローン組む予定のない方はどうでもいい話ですが、世間から見たら銀行は多業種の中でも上位クラスの会社であることは間違いありません。

年収が下がった

銀行から転職したら年収はどうしても下がります。理由は、銀行の年収が高いからです。

単純な話、1年にボーナス2回ももらえるのは普通ではありません。他企業はボーナス1回、または無いところもあり。繁忙期でなければ定時で帰れますし、ボーナスの金額はびっくりするくらい高額です。

リアルなボーナス明細を見たい方は、【1年で100万円貯金】誰でもできる10大習慣。私が貯めた貯金習慣法を公開。やった人から貯まります。をご覧ください。目次の「ボーナス金8割以上は貯金」に画像を載せています。銀行はなんとありがたい会社なのだと思うはず・・・。笑

長期休みが取れない

休みに関して、私が転職してわかったことは下記の通り

  • 銀行・・・長期休暇あり
  • 大手企業・・・長期休暇あり
  • 小さな会社・・・なし(休みも取りにくい)

大きな会社、カタイ会社は福利厚生はバッチリ。どれだけ激務で忙しくても、法律で決められた一定数の休暇は必ず取得できます。海外旅行は確実にいけますね。

それを考えたら銀行や大手企業は本当にありがたい会社。法律で決められた一定数の休暇を必ず用意されており、強制的に休めと言われます。逆に小さな会社は一応有給休暇はあるものの、一定数の消化は不可能。土日祝しか休めません。

休みがあるだけありがたいですが、銀行はさらに上乗せで長期休暇、特別休暇が用意されています。これは貴重です。

休暇が減った

これはリアルな話。銀行以上にまとまった休みが取れる会社は大手企業くらいです。

  • 連続休暇は2〜3日のみ
  • GWやお盆くらいしか旅行に行けなくなった
  • 有給休暇が使えるようで使えない

休みは必ず取るべきですよ。ですが仕事が忙しい、または人が足りない。会社の事情によって簡単に休みがとれないなぁと感じました。

銀行は強制的に休みをとらされます。とらないと金融庁などに怒られるからです。なので、自分の仕事が落ち着いた時期ならいつでもOK。私はいつも10〜11月くらいに連続休暇をとり、安い時期に旅行に行っていました。

これが当たり前と思っていましたが、そんなことありません。休暇がとれても2〜3日程度。企業の格差を感じました。

改めて銀行は本当に高待遇であり、非常に恵まれた環境。これは声を大にして言えることです。

いい加減なマニュアルしかなかった

銀行は仕事内容がきっちりしているので、引き継ぎもきっちり。支店の場合、同じ仕事をしている人が何人もいたので、すぐに聞ける環境でした。

これは普通の会社に行くともう大変。退職者が辞めると誰も知らない業務などがあり、しかもマニュアルも用意されていないことがあります。完璧なマニュアルがあると思ったら大間違いですよ。

ぶっちゃけ言うと適当。適当に仕事をしていても会社はなんとかなっていたのです。銀行では絶対にありえないこと。このギャップに当時は非常識だと思いました。

これが一般的な常識。銀行がきっちりしすぎていたんだなと思うようになりました。銀行から転職したら丁寧な引き継ぎ、マニュアルはないと思った方がいいです。

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銀行員を辞めて良かったこと5つ


辞めて良かったこと3つは下記の通り

  • ノルマや試験勉強がなくなった
  • キツい人間関係から解放された
  • プライベート時間が増えた
  • 仕事のプレッシャーがなくなった
  • 転勤や異動の不安を考えなくてよくなった

解説していきます。

ノルマや試験勉強がなくなった

毎年課されるノルマ、無言の圧力で受からないといけない試験勉強からの解放、とてもすがすがしい気持ちになりました。笑

  • プレッシャーからの解放
  • メンタルの安定
  • 役に立たない資格勉強から脱出

自由を手に入れた感じですかね。

しかし、決してムダではなかったです。プレッシャーは1年目から鍛えた方がいいですよ。お金にまつわるプレッシャーは、本当に緊張します。誤差だしたら終わりですからね。

役に立たない試験勉強と書きましたが、勉強スタイルは大人になっても重要。勉強はしてもしなくても良いですが、人生の勉強はずっと続きます。勉学に励む姿勢も、銀行でとても鍛えられたので、良い習慣がついたと今になって思います。

キツい人間関係から解放された

人間関係のストレスはけっこう負担。それが取り除かれたのは大きいですね。

人間関係は耐えるよりも、良いところに移動する。それが最善の策であり対策と個人的に感じています。負けてはいけないみたいな根性論よりも、合わないなら離れる。勝ち負けじゃないんですよね。

お金を稼ぐために働いているのです。なのに、負けたくないとか意地になって悪化している人間関係にい続ける理由はありません。

プライベート時間が増えた

勉強時間や付き合いはサヨナラ。自由時間はかなり増えました。

もちろん、銀行時代も自由時間はありましたが、試験が近い日は勉強三昧。また地域行事の参加や出張など、お休みが仕事関係でつぶれたことはよくありました。勉強と仕事の両立を頑張るために、1〜2年目はがむしゃらに頑張っていた記憶があります。

転職してからそれがピタっとなくなったので、100%の自分の時間。ずっと仕事していたい方にとっては物足りないですが、私みたいに大いに息抜きをしたい方は、プライベートの時間はたくさん確保できますよ。

年収も高く、長期休暇の待遇がしっかり整っている銀行ですが、仕事と休みのバランスを取るのはちょっと難しい面がありました。

仕事のプレッシャーがなくなった

個人的に窓口業務はもうやりたくないなと思いました。

  • お客さんを待たしているプレッシャー
  • お金を数えるプレッシャー
  • 事務処理を正確に処理するプレッシャー

上記は全て窓口で経験したことです。私みたいに口下手で緊張する方は向いてないですよ。笑

毎日緊張しながら仕事していたので、帰ったらグッタリ。失敗してもクビになることはありませんが、上司からの圧力があったので、それを乗り越えることに必死でした。

ただこの経験をしたことで、他の会社で働いてもプレッシャーのかかる仕事に対して緊張はしませんでした。無くなったことは良いことですが、その後の仕事に大きく役に立っています。

転勤や異動の不安を考えなくてよくなった

銀行によりますが、異動は必ずあります。

銀行の異動、転勤の諸事情

  • 引継ぎ期間は、1〜2週間
  • 異動、転勤は年2回(3月、10月)←銀行により異なる
  • 早い人は6ヶ月、長い人は4〜5年で異動

4月に新年度がスタートするので、そのタイミングに合わせて必ずあります。

他県に転勤の場合は、もう少し引継ぎ期間は長めかも知れませんが、それでも短いです。新しい異動先でやっていけるかの不安や、人間関係などをもう考えなくてもいいのは負担が軽くなりましたね。

転勤ばかりであちこち行かされるのが嫌な人は、次々と辞めていきました。銀行特有の異動、転勤の多さは、慣れるのが難しいかも知れません。

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【銀行が全てじゃない】貴重な経験。されど後悔はなし


銀行業務は銀行のみの仕事。ムダな仕事はなく、とても貴重な経験でした。

ただ続けられるかはその人次第。お金が絡むのでどうしても殺伐とした雰囲気で仕事をするのは辛いですがこれも運命。銀行は信用で成り立っているので、お金に関してはとにかくうるさいです。

しかし、1年目から厳しい仕事、殺伐とした環境で働くと、その後の転職先は間違いなく天国。辛い出来事は早いうちに経験しといた方がトクですよ。

元銀行員の肩書きは転職先に人気

転職活動に困ることはありません。だって元銀行員ですもん。

元銀行員が評価される理由

  • 正確な事務処理
  • 不備、ミスに敏感(リスク管理)
  • プレッシャー場面のメンタルに強い

銀行で鍛えられた経験が、転職先で武器になります。

私は就職してからずっと事務職関係の仕事をしていますが、皆さん事務の仕事適当ですよ。銀行なら口うるさく、または見つかったら注意されるレベル。机の上に書類を散乱したまま席を外したら、説教レベルですよ。笑

銀行では当たり前の姿勢が、転職先では模範的な姿勢に変身。あとは、銀行以上にプレッシャーのかかる仕事は多分ないはず。「元銀行員だぞ」と大きな態度を見せてはいけませんが、銀行より気楽に仕事はできますよ。

転職は簡単。あとは行動のみ

転職はやろうと思ったら、今からでも可能。あとは準備のみです。

  • 今までやってきた仕事を1つ1つ思い出す
  • 次はどんな仕事をしたいのか。やってみたい仕事を考える
  • 転職サイトを見て、あなたに合った求人を探す

まずあなたを売り込む材料集めからスタートです。

転職活動はスキル重視、あとは人間性です。スキルの深掘り、自己分析、企業研究などやることは色々あります。ザックリ言えばやることは5つ。詳しくは、【元銀行員が解説】何から始める?転職に困らない5つの準備。予定を空けて調子に乗れ。それが転職の近道です。をご覧ください。

行動しなければ、転職は不可能。頭ではわかっていても、何もしなかったら意味がありません。

転職だけじゃない。人生、不安はいつもつきまとう

この世に安心、安全、完璧の世界はありません。

  • 大手企業に就職したから安心
  • キャリアを積み上げ100点満点。もう安心
  • 将来、一生安泰

勤めている会社がずっと安泰ってことはありません。

銀行も合併、吸収などスライムからキングスライムのようにひっついて大きくなります。生き残るために名前を捨てて、新しい名称をつけて銀行を維持しているのです。生きている限り、不安はなくなりませんよ。

転職に不安はあって当たり前。無理に転職する必要もありませんが、どちらも安心はありません。詳しくは、【不安を楽しめ】転職を決断できない→頭の中で考えるな。動いて決断すべし。即決の転職ポイントを解説をご参考ください。

私は銀行に残る選択肢を捨て、転職する道を選びました。確かに銀行ほど好条件の良い会社はありません。しかし、好条件よりも自分に合った仕事を優先にし、今はストレスの少ないユルい会社に就けることができました。

銀行の仕事はキツい、つまらない、人間関係がしんどい。まずそのストレスを取り除き、負担の少ない仕事を探しましょう。金融業界以外ならそんなにキツい仕事はないはず。一度求人を見て探してみてください。

大丈夫、あなたはどこの会社に行っても転職できます。個人的に辞めて後悔より、辞めて良かった方が強め。周りのことは考えず、自分がこれからどうしたいかを考え、決断しましょう。

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