Written by moguko

【銀行員は友達をなくす?】ウソと本当の話を元銀行員が告白【やりすぎたら金融庁から指導が入ります】

銀行

こんにちは、mogukoです。

銀行員はノルマ達成のために友達を利用するから、もう関わらない方がいい

こんなことを聞いたことがありますか?

私は元銀行員ですが、すいません。この手の話は聞いたことがないです。いや本当にあるかも知れませんが、私の周りではそんなことはありませんでした。

マルチみたいに強引な勧誘があったなら少々問題ですが、得体の知れない人間よりは、まだ信頼感があります。銀行員ですからね。でも、しつこく預けてくれなんて言われたら、イヤなのはわかります。

あと、個人の信用情報、残高、債務状況など、勝手に見られてしまうのか?おそらくここらへんを心配、警戒しているのではないでしょうか?

お答えしましょう。結論、それはウソです。全部の銀行と統一とは言えませんが、個人情報の管理について、そんなに甘々ではないですよ。

本記事の内容

  • 【銀行員は友達をなくす】ほぼ大ウソ。しかし内容による
  • 【銀行員は友達をなくす】ノルマは確かに存在。嫌なら断ればいい
  • 【銀行員は友達をなくす】ツテばかりで利用しては銀行員に向いていない

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【銀行員は友達をなくす】ほぼ大ウソ。しかし内容による


友達をなくす原因は、銀行特有の仕事=ノルマが影響しています。

  • 金融商品
  • 口座開設
  • 融資
  • 定期預金
  • 年金受取など

手数料稼ぎだったり、口座を開いてもらうなど、みなさんのお金を欲しがっています。笑

自分の銀行に顧客を引き込んだら、当たり前ですが良いことがあります。

  • ノルマ達成
  • 他の商品も紹介し、他銀行からの預金を引き込む
  • 銀行の預金残高が増える

利用している私たちからすれば、あちこちに預金を置いていますよね。その中でも多く、自分のところに置いてほしいんです。メガバンクには勝てませんが・・・。笑

定期預金などローリスク商品は損なし

そう簡単にお金なんか預けれるかっ!と思った方、それはそれで結構です。どこに預けるかは自由ですからね。

ですが良い商品もあります。定期預金や積立などは、損はないので利用してみてはいかがでしょうか?

定期預金のメリット

  • 元本割れはない
  • 普通預金に置いておくより、金利が高い
  • 期間が選べる(3ヶ月・6ヶ月・1年など)

お金を増やしたいけど絶対に損したくない方、それは積立か定期預金しかありません。ちょっとでも良いので堅実にお金を増やしたい方、定期預金はまだ安心ですよ。

下記のサイトに定期預金の金利ランキングが載っています。もし銀行員の友達がいたら「定期預金したいんだけど」て言ったら、多分喜びます(・ω・)

信用金庫はノルマにうるさくないかも?

銀行と言っても、信用金庫や信用組合、労働金庫なども金融機関の部類、たくさんあります。

信用金庫の特徴

  • 地域密着型
  • 投資信託などの金融商品を扱っていない(一部除く)
  • 融資で、大手銀行に断られた零細企業を支えている

ホームページ見たらわかりますが、信金は投資信託を置かず、預金と融資のみ提供しているところがあります。

例えば、釧路信用金庫は預金商品しか扱っていません。あとは融資かローン関係。地域密着型の信用金庫は、非営利の組織なので、利益第一ではなく、地域社会の利益が優先されます。

こういう銀行は、そこまでノルマにうるさくないかも?と想像します。全くないとは言いませんが、友達をなくすきっかけはないはずです。

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【銀行員は友達をなくす】ノルマは確かに存在。嫌なら断ればいい

ノルマ目的で友達に売りつけをしても、ちゃんと説明する必要があります。

金融商品は微妙。ゴリ押しはアウト

金融商品は元本割れする可能性があります。それを知った上でゴリ押しされたら、しれっと断りましょう。

金融商品のリスク

  • 価格変動リスク
  • 信用リスク
  • 為替変動リスク

リスクリスクばかりで、なんだそれは?と思うかも知れませんが、ザックリ言うと、大きく収益を得ることもできるがリスクも大きい。みたいな感じです。

「今は日経が上がっているから」と真実を教えてもらい、儲かることもあります。ただ、それはタイミングが良かっただけのこと。こんなケースは良い時にお金を戻しておかないと、損することがあります。

もし銀行員が元本割れリスクを知らなかったり、黙って勧めていたらアウト。そりゃ友達なくします。信用ガタ落ちですね。

金融商品は短期で儲かるような商品はほとんどありません。基本、長期保有。ここをきちんと説明をしているか、そして利用者も理解しているか・・・。

あと、ないと思いますが、「この金融商品を買って」と言われ、そのまま現金を銀行員の友達に渡しちゃダメですよ。きちんと、友達が勤めている支店に行って手続きをしましょう。

銀行員だから信用できると言っても、人はお金で変わります。お金は別ですよ。

個人情報は最低限の所しか見られない

口座を作ったら、個人情報が全部見られるのでは?と思いますが、それはありません。

銀行員に見られる情報

  • 氏名、生年月日、住所
  • 預金残高

最低限の個人情報、あと残高ですね。ここは調べようと思ったら可能です。(もちろん自分の銀行のみ。他銀行はムリです)

信用情報や債務状況は、外部金融機関になるので、繋がないとムリ。あと、役席などの許可も必要。いくら銀行員と言っても、簡単にログインして顧客情報を見ることは不可能です。

申請したら必ず履歴が残るので、誰が調べたかわかります。あと、理由もなければ役席も許可を出しません。なので、ここは安心していただけたら・・・と思います。

悪事は必ずバレます。銀行員が異動が多いので、内部監査に引っかかったらその銀行の信用問題に発展し、すぐさま金融庁に報告。指導が行われます。怒られるだけじゃ済まないので、銀行員の友達は大変なことになりますよ。

2〜3ヶ月の給料一部カットか、、、おそらく・・・転職かな?と想像します・・・。

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【銀行員は友達をなくす】ツテばかりで利用しては銀行員に向いていない


ノルマは、毎年あります。家族、親戚、友達を利用してもキリがないです。

毎年表彰される人はお客さんとお話するのが上手いのか、たまたま運が良かったのかのどちらか。いっそ向いてないと思ったら、異動願い出した方がいいですよ。

私もノルマは経験しましたが、1件取るのにすごく苦労しました。あと、個人的に金融商品より預金商品の方がお客さんは安心するので、そちらばかりオススメしていた覚えがあります。笑

銀行員も本当はすすめたくない

ノルマと言っても、ぶっちゃけ利益が本当に出るかわからない商品をお客さんは購入したくないし、こちらも勧めたくありません。ここが、歯がゆいところです・・。

投資に積極的なお客さんなら、リスクのある金融商品を勧めてもある程度大丈夫。お客さんも理解していますからね。ただ、理解していないお客さんに対し、ハイリスクな商品を勧めると「そんなの聞いていない。騙された」とトラブルになります。

ノルマ優先で適当な商品を提供する銀行員はもちろんダメです。ただし、そもそも銀行が扱っている金融商品はすぐに儲かるような商品ではありません。ここは、消費者側も覚えていた方が良いでしょう。

10年くらい使わないお金を運用するのが、本当の資産運用

これは金融業界で売られている金融商品、全てに共通する特徴だと思います。

金融商品の特徴

  • 短期間の利益は不可能
  • 基本は、長期運用で利益を得られる
  • 5〜10年、またはそれ以上運用してないと意味ない

お客さんは、お金を少しでも増やしたいと銀行に相談しますが、資産運用は、長期で投資するのが基本。突然、お金が必要になったから解約したいと言っても、そりゃ損します。長期が基本なのです。途中解約は100%目減りします。

これをわかっていたら、安易に手を出すことはないはず。ここは大切なので、元銀行員としてあえて言わせていただきました。

私の周りでは友達をなくすくらい、ゴリ押し営業マンはいませんでしたが、タチの悪い銀行員がどこかにいるのも事実。そんな銀行員は友達をなくして当たり前です。

皆さんも気をつけてください。そして銀行員の皆さん、ノルマ枠を知り合いにカウント長続きしませんよ。しんどかったら、異動願い、または他の仕事を探しましょう。

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