Written by moguko

【経験者が語る】銀行員の年末年始は本当に休める?それとも忙しい?年明けは要注意です。

銀行

こんにちは、mogukoです。

銀行員が一般的にとれる休みは下記の通りです。

  • 土日祝日
  • 夏季休暇
  • 冬期休暇
  • 年末年始

基本カレンダー通り、休みがあります。
平日はしっかり働き、土日は休む。飲食やサービス業と比較したらシフト制ではないので、はっきりとしたサイクルで休むことができます。

では、年末年始もガッツリ休みがあるのか?

年末の仕事量や年始明けの仕事はどんなことをしているのか、元銀行員がお答えします。年始明けはちゃんと仕事モードにしといた方が良いですよ!

本記事の内容

  • 銀行員の年末年始は短い
  • 仕事量は部署によって変わる(窓口編)
  • しっかり休み、年始にやる仕事3つ
  • まとめ

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銀行員の年末年始は短い


銀行の年末年始は下記の通りです。

  • 12月31日〜1月3日

はい。4日間です。30日までは仕事です。他業界では曜日にもよりますが、大体28日あたりから休みですよね。しかし銀行は違います。他の会社よりも長く働きます。

なぜそんなに短いのか?

それは法律で決められているからです。
金融庁によれば、銀行は法律で12月31日~翌年1月3日が休日と定められています。

休みが短いと思っても仕方ありません。法律によって12月30日までは、店を開けておかないといけないのです。

「年末に銀行なんて行かないよ。絶対ヒマでしょ」と思った方、そんなことありませんよ。逆にこの休みを利用して銀行に訪れる人が多くいます。

年末年始は帰省時期、または旅行など出掛ける人もいるので、お客さんも少ないイメージがあると思いますが、全く違います。郊外にある銀行でも一番お客さんが多く来られるのではないでしょうか。

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仕事量は部署によって変わる(窓口編)


男性は営業、女性は窓口でそれぞれ仕事量が変わってきます。

男性:営業・融資

ざっくり言えば下記の通り

  • 営業・融資関係(主に男性)
  • 年末の挨拶回り
  • 融資書類の確認整理

男性はほぼほぼ外出しており、ほとんど支店にいません。
年末時期は、1日10〜20件くらい自銀行のカレンダーなどノベルティを持っていき、挨拶回りをしています。

銀行とお付き合いのある会社は早い時期からお休みに入ってしまいます。なので、28日までに急いで挨拶回りを終えるようにしないといけません。

挨拶回りを終えたら、内勤に移ります。融資案件の資料整理や年明けに提出する資料作成をする感じ。いつもは外に出ていないのに、室内でずっといると、なんか変な感じに見えます。

女性:窓ロ・後方窓口

こちらも男性に負けず、大忙しです。

年末になるとお客さんの層が変わります。それは新規のお客さんです。

  • 口座預金開設
  • 定期預金開設
  • 駐禁違反などの支払い
  • 働き世代からの資産運用相談

普段めったに銀行に来ない方、来られない方が一足先に早く休みに入るので、この時期に集中して来店されます。銀行は30日まで空いているので、年末年始に入って休んでいる方にとっては、予定が作りやすいですよね。

口座預金や定期預金は通常業務でもよくありますが、年末によくある作業は、駐禁違反など国庫に入るお金関係の処理です。

年末は田舎に帰ったりと移動手段として車に乗りますよね。そういう時期はよく事故なども多発しています。それを止めようと事故防止のために警察が登場(警察の立場から見たら、稼ぎ時です)。そこで交通違反をしてしまった人が、その罰金を支払うために銀行に訪れるのです。

納付期限が年末に迫っているものも含めて、忙しくていけなかった人達が年末に集中。おかげで窓口は混雑だらけのオンパレードです。

営業が終わったら何をするのか?

いつも通り現金過不足がないかチェックして、問題がなければ16時くらいには終わります。後は簡単にデスクの掃除です。

その後、何をするか?年末の納会を開きます。(いわゆる親睦会みたいなもんです。)お寿司やお菓子、お酒を用意して、みんなでワイワイする感じです。多目的ルームが支店のデスクを使用して行います。

そんなことをするなら早く帰りたいよ。と思う人もいますが、年末最後の交流会として、みんなで親睦を深めないといけない時間です。ここは我慢しましょう。

後は後片付けをして、ご挨拶をして退社。年始に向けてゆっくりします。

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しっかり休み、年始にやる仕事3つ


年始にやることは下記の3つです。

  • 1人1人に年始の挨拶回り
  • 社長の新年ご挨拶に参加
  • 新年会に参加

出勤したらます自分より早く来ている職員さんたちにご挨拶です。
友達同士だったら「あけおめ~」なんて軽く言えますが、さすがに上司や先輩職員にそれはまずいので、失礼のないように挨拶します。

「新年あけましたおめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」が無難で良いと思いますが、ここまでご丁寧に言う人はあまりいません。

  • 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします
  • 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

大体こんな感じ。ほんのちょっと端折って挨拶していましたね

仕事始めは少し早く出社

全ての銀行には当てはまるかはわかりません。ですが、色んな行事があるので早めに行った方が良いと思います。

理由は、社長の新年挨拶を聞くためです。大体10〜20分くらいかと思いますが、いつもならお店を開ける準備をしている時間帯です。9時開店を遅らす訳にはいかないので、早めに出社した方が良いと思います。

その後は通常通り、仕事始め。まだ正月休みをしている企業も多くいるので、そんなにお客さんは来ません。週を開けた頃から少しずつ忙しくなると思います。

まとめ


最後にまとめます。

  • 銀行の年末年始は法律で決まっており、12月31日〜1月3日まで
  • 年末は忙しく、お客さんの層も変わるので事務処理が複雑になる
  • 仕事が終わったら、年末の納会が開かれ、飲食しながら交流を深める
  • 年始の仕事始めは、各職員に新年の挨拶回り
  • 年始最初の日は、少し早めに出社しといた方が良い

師走(12月)はなぜかバタバタする年ですよね。銀行も同じく年末の時期は忙しく1日なんかあっという間に終わってしまいます。

滅多にない事務処理だったり、イレギュラーな仕事がやってきます。逆にイレギュラーな仕事は年末に確実に発生するので、経験したことをノートにまとめていたら次回からサラっとできますし、対策をしといた方が後がラクになります。

年末年始の休みは最小限でちょっぴり残念な気持ちですが、まぁ4日間は確実に休めるので前向きに捉えましょう。

どこの企業も仕事始めはこんなもんかと思っていますが、「えぇ〜ちょっとキツイな」と感じたら、別の業界を目指してみても良いでしょう。(商社ならクリスマスあたりから、ガッツリ休めると聞いたことがあります。)

今年最後の仕事、来年最初の仕事は挨拶から始まります。しっかり休息をとり、新しい年に向けて頑張っていきましょう。