【銀行の本部は何してるの?窓口は?】銀行員の1日リアルスケジュールを公開→元銀行員がお答えします。

銀行

こんにちは、mogukoです。

新卒で銀行に就職し、4年勤めました。
私は1年目から本部配属だった為、お客さんと接することはなく、事務職のような仕事をしていました。途中、異動があり支店に行って窓口業務も経験しました。

  • 銀行に興味あるけど、どんな感じで働いているのか知りたい
  • 業務内容はなんとなくわかるけど、それを経験したリアルな声を聞きたい
  • 銀行に就職した時、リアルな仕事ルーティーンを聞いて、それをイメージしながら働いてみたい

こんな声にお答えします。

本記事の内容

  • 【元銀行員が経験】銀行員の一日リアルなスケジュールを公開→本部編
  • 【元銀行員が経験】銀行員の一日リアルなスケジュールを公開→支店編
  • まとめ

【元銀行員が経験】銀行員の一日リアルなスケジュールを公開→本部編


基本的に本部では下記の業務をしていました。

  • 連絡事項があれば支店にいる職員全員にメールを送る
  • 細々とした書類作成・会議資料の作成
  • 他部署との連携、打ち合わせ、議事録の作成
  • 各支店に訪問し、何か問題はないか聞き取りする

ほぼ事務職じゃんと言われると思います。はい、そうです。
本部にいたらお金を扱うことはめったにありませんでした。総合職で入ったのもあり、たまに外出したり、後はパソコンに向かってお仕事をするスタイルでした。

では、ここから時間ごとに区切って、どんなスケジュールを送っていたか紹介していきます。

銀行員のスケジュール一覧(本部編)

  • 8:30 ~ 9:00:出社し、制服に着替える
  • 9:00 ~ 12:00:朝礼、あとはほぼパソコン業務
  • 12:00 ~ 13:00:昼休憩
  • 13:00 ~ 17:00:打ち合わせ・資料作成・アポなど
  • 17:00:退社

8:30 ~ 9:00 出社し、制服に着替える

本部にいても制服があるので着替えないといけません。更衣室があり、目上の先輩方に挨拶をします。

着替えながら、世間話する人や黙って着替える人など、色んな人がいます。テレビがあったので朝ドラやニュースを見ている人もいました。

たまに抜き打ちチェックで、カバンの中に個人情報を入れていないかなどの検査がありました。その際、カバンの中だけではなく、ロッカーの中も見られるので私物をたくさん入れている方は「荷物が多いですね」とチクリ言われていました。

9:00 ~ 12:00 朝礼、あとはほぽパソコン業務

朝礼が始まるまでの間にパソコンを起動させ、金庫の中から仕事に使う荷物を運び出します。

基本的に机の上はパソコンのみ。書類1枚も置いてはいけません。机のカギは必ず毎日施錠。これが当たり前です。開けっ放しで帰ると怒られます。

お客さんとあまり絡まない本部の職場ですが、支店と同じように徹底していました。

朝礼では、各部署のトップが経済情勢の話をしたり、預金残高・融資の債権回収率など難しい話をしていました。支店のノルマ成績の発表など、1年目の若手にとってはさっぱりわからない話でした。

朝礼が終わったら、支店に電話をかけたり、期日が迫っている書類の資料作成をします。お客さんと接することはほぼありません。

支店へ電話をかける時はできるだけ午前中に行います。15時以降は支店は忙しくなるので、用事があればそれまでに連絡事項を伝えていました。

12:00 ~ 13:00 昼休憩

交代制で昼休憩に行っていました。忙しくて30分だけ休憩を切り上げた時もありましたが、基本的に1時間とれました。派遣さんやパートさんと一緒にわきあいあいと休み時間を過ごしていました。

本部は平和です。

13:00 ~ 17:00 打ち合わせ・資料作成・アポなど

他部署と連携している仕事があれば、進捗状況を確かめに打ち合わせなどをしていました。それにつながる資料があれば、WordやExcel、PowerPointなどで資料を作り、1~2時間かけて議論する感じです。

また、外部の人との打ち合わせもしていました。銀行の顔となるチラシ作成のデザインや予算の相談など、お金がメインの仕事とはかけ離れた業務をこなしていました。

17:00 退社

急ぎの仕事がなければ、基本定時で帰れます。
本部が忙しくなる日は決算の時期です。(3月)基本残業をしてはいけないと言われても、この時期は遅くまで残らないといけません。当時、私は若手だったので遅く残ることは少なかったですが、目途がつくまでは毎日残業していました。

本部の仕事はルーティーンがあまりありません。
その日によってスケジュールが異なるので、自分で組み立てて仕事していきます。考えながら仕事をするような感じですね。私はこれは1年目から経験したので、この仕事スタイルが当たり前だと思っていました。

なので、支店に異動になった時はそのスタイルの違いにとても戸惑いました。

【元銀行員が経験】銀行員の一日リアルなスケジュールを公開→支店編


銀行員のスケジュール一覧(窓口編)

  • 8:30 ~ 8:45:制服に着替え、上司の机を拭く
  • 8:45 ~ 9:00:朝礼・ミーティング
  • 9:00 ~ 12:00:窓口業務
  • 12:00 ~ 13:00:昼休憩
  • 13:00 ~ 15:00:窓口業務
  • 15:00 ~ 16:00:取引したお金の流れを合わせる
  • 16:00 ~ 17:00
  • 17:00:退社

8:30 ~ 8:45 制服に着替え、上司の机を拭く

出社時間は本部とあまり変わりませんが、朝からやることがあります。

  • 上司の机を拭く
  • 金庫から自分の荷物だけでなく、業務に必要な荷物をだす
  • 出納機にお金を入れる

基本的に1~2年目の若手がやっていきますが、9時までに手分けしてやっていきます。

8:45 ~ 9:00 朝礼・ミーティング

支店も同じようにまず、朝礼を行います。
あとは開店するまでに、経済情勢の話や、ノルマ成績、来店を予約しているお客様の対処など情報共有していきます。

9:00 ~ 12:00 窓口業務

開店と同時に、本格的なお仕事がスタートです。
その中でも五十日(ごとうび)は、銀行はとても忙しい時期であり、戦争状態でした。

五十日とは、5の倍数に該当する日のことを指し、会社の給料日や年金支給日に当たります。給料日の時期っていつも混雑していませんか?その日は5の倍数に該当する日です。

窓口に来られるお客さんは下記のような方達です。

  • キャッシュカードを持っていない人は窓口でお金を出金する
  • ATMの操作が苦手な人は窓口で入出金をする
  • 口座開設など定期預金の手続きは自動的に窓口でしか対応できない=忙しくなる
  • 亡くなった人の通帳を持ってきたり相続関係のことで来店してくる
  • 通帳・カード紛失で来店してくる

平日に銀行に訪れる人は基本的に高齢者です。若者が来るとしたら会社関係の人しか来ません。

また、めったにない業務(相続関係など)はとても時間がかかります。通帳やカード紛失もそうですが、本人確認や必要な書類、その書類に不備がないかどうか細かくチェックしないと次に進めないからです。

なんで銀行はいつもこんなに遅いんだと感じるかも知れませんが、それは理由があります。本人確認・必要書類・上席の許可を通って手続きをしていきます。絶対にミスのない状態で処理をしなければいけないので、その分時間がかかるのです。

銀行はミスを絶対してはいけません。そのミスを取り除くのに神経を使い、結果時間がかかるのです。

12:00 ~ 13:00 昼休憩

休憩は交代制です。忙しくなければ1時間、混んでいたら30分くらい、ひどい時は休憩なしです。(これは稀)基本的に外でお昼を食べることはできません。

お客さんの混み具合や突然クレームなどの業務が入ってくるので職員専用の休憩室でゆっくりするしかありません。

13:00 ~ 15:00 窓口業務

再び業務に戻り、午前の業務と全く同じです。14時30分くらいになると、締めの準備をしていきます。

15:00 ~ 16:00 取引したお金の流れを合わせる

お店を閉めたら、下記の作業を行います。

  • 入出金業務などで動いた現金と伝票との照合
  • 現金の過不足がないかチェック
  • 小切手や手形の処理
  • 両替機の硬貨確認
  • 支払われた税金や公共料金を官公庁や企業へ送金する業務

お客さんが書いた伝票は特殊な機械で印字して処理しています。それが間違っていないかもチェックしていきます。もし、ミスがあった場合、取消作業を行います。

16:00 ~ 17: 00

お金があえば、業務終了みたいなもんです。正直、ここで帰りたいのが本音ですが、まだ仕事があります。

  • ダイレクトメールの送付
  • 社内の書類関係の提出
  • 個人情報・コンプライアンスの勉強会
  • アポ電話・近日中に手続きが必要なお客さんに連絡

営業時間中はお客さん対応に忙しいので、残りの仕事はどうしても後回しになってしまいます。

また、法律が変わったり、小切手の取り扱いが変更になったりなど、金融関係の関する最新情報にも気を配らないといけません。その場合は勉強会を開いて情報共有していきます。

17:00 退社

トラブルなどなければ、定時で帰れます。ジムに行ったり、趣味の習い事に行ったりプライベートを楽しめます。

しかし、業務外にやることがあります。銀行業務検定や実務試験などの試験勉強です。試験日に向けて平日、休日も返上で勉強していました。さっさと合格した方が後がラクなので、1〜2年目は必至に勉強していました。

窓口業務は、ルーティーンが決まっています。
15時までは窓口対応。それ以降はお金合わせと後回しにしていた仕事の処理。この繰り返しです。窓口の仕事を一通り覚えてしまえば、自発的に動くような仕事はありません。

お金に扱いには神経を使いますが、後はルーティーン通りにやれば特に難しいことはありません。

まとめ


最後にまとめます。

本部

  • 考えながら仕事をするスタイル
  • お客さんと接する機会はほとんどなく、業者さんが多い
  • お金を扱うこともなく、パソコンを扱う事務職がメイン
  • 3月は決算の時期なので忙しい
  • 基本的に定時に帰れる

支店

  • やることは決まっており、ルーティーン通りに仕事をこなせば良い
  • 五十日(ごとうび)ば忙しい。時間はあっと言う間に過ぎる
  • お客さんはほとんど高齢者か会社関係の経理の人
  • 休憩は基本的に室内でとる。自由に行動できない
  • 15時になったら1日の取引締めを確認する(きっちり合わないと帰れない)
  • 基本的に定時に帰れるが、勉強会などを開いたら過ぎることがある

個人的ですが、本部でいる方が圧倒的にラクです。

自分の頭で考える仕事は多いですが、自分のペースで仕事を進めることができます。支店のように、毎日同じことを繰り返すような業務ではないので、退屈さは感じませんでした。

しかし、せっかく銀行に入行したのに銀行業務をほとんどしない点に関しては、何のために銀行に就職したのかわからないと思うかも知れません。

支店の仕事に関しては、銀行らしい仕事ですので目的を達成できると思います。よく利用していた窓口の仕事はこういうことかと納得するでしょう。念願の仕事ができる嬉しさと、業務の難しさに苦労しながらも充実した日々は送れると思います。

私の場合は、そんなに窓口の仕事がしたかった訳ではないので「やっぱ難しいなぁ。向いてないなぁ」と感じ辞めてしまいました。しかし、少しでも経験できたことは良かったと思っています。
  • 本部の仕事:パソコンスキルが上がり、自分で考えて動く仕事
  • 支店(窓口業務):特殊な仕事であり、接客や事務処理スキルがつくルーティーンのある仕事

銀行に就職したいなと思っている方、興味がある方は少しでもイメージできたでしょうか?銀行員は基本座り仕事でラクなイメージを持たれがちですが、どの業界よりもお金を大事に扱い、勉強や努力を怠りません。

しんどいこともありますが、毎日成長や達成感(試験に合格など)を味わえる仕事かなと思います。