Written by moguko

【銀行を辞めるともったいない?】事実でもあるが、他人の意見に振り回されるな(世間体と気持ちどちらが大切?)

銀行

こんにちは、mogukoです。

先日、こんなツイートをしました。

銀行員をしたことがない人は「そんなおカタイ所に勤めてるのに〜」と簡単に言います。ですが、辞めたい側はそんなことどうでも良いのです。他人の意見が自分と違っていても、辞めたい気持ちが強ければそちらを優先しましょう。

他人の意見はあくまで他人。決めるのはあなたです。

本記事の内容

  • 辞めるともったいないと言われる銀行イメージとは?
  • 銀行を辞めたいと思う気持ちは勤めた人でないとわからない
  • もったいないとわかっている。でもそれも正解

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辞めるともったいないと言われる銀行イメージとは?


周囲からみた銀行のイメージが下記の通りです。

  • 給料良さそう
  • おカタイ職業
  • 公務員みたいに安定した所
  • 印象が良い
  • 「銀行員です」て言う響きが良い

確かに学生の頃、私もそんなイメージを持っていました。内定もらったことを友達に伝えると「すごい。給料良さそう」と言ってくれたり、大学にも内定者一覧パンフレットの見出しに選ばれたりして、嬉しかったのを覚えています。

親や近所の方にも好評価であり、まるで一流企業、安定した会社に就いたかのような反応でした。飲食店のバイト先からも「よくそんなすごい所から内定もらったね」とおタカイ印象であり、自分もそんなすごい所から内定もらっダゾと調子に乗ったことを覚えています。笑

誰がこんな好評価を始めたのかはわかりませんが、勤める側と羨む側、これだけ温度差があります。

生活に必要なお金を扱うのは銀行だけ

よく宝くじが当たったら、人が変わってしまうと聞いたことがありますよね。

お金は大事です。好きなモノ買ったり、美味しいご飯を食べたり、旅行にもいけます。貯めるのは時間かかりますが、使うのは一瞬。1,000円返した返していないだけで揉めたり、人間関係が崩れてしまうくらい、お金はデリケートなアイテムです。

そんな皆さんの大切なお金を、銀行は厳重に管理しています。

  • マンション購入
  • 事業の拡大資金
  • 日用品の買い物
  • 健康管理の費用
  • 生活向上の費用

生きていたら色んなことがありますよね。お金は色んな使い道があり、経験を得られたり、豊かにしたり、夢を叶えてくれることがあります。頼りになるアイテムです。

お金を扱う人間はイメージが良い

生きていく上で、お金以上に強いアイテムはあるでしょうか?おそらくないと思います。(お金で買えないモノがあると言う話はナシで)

そして大体の人は、銀行員はお金の増やし方を知っていると思い込んでいます。

  • 資産運用の相談窓口があるので相談した
  • 相談したらお金の増やし方を教えてくれる
  • おすすめされた商品(投資信託など)を買ってお金を増やせると期待

上記のような感じ

銀行員に任せておけばお金は増えると、絶大的な信頼を寄せていないでしょうか?

残念ながらあなたのお金を回しているのは銀行員ではなく、経済です。経済が良くなければ、あなたのお金は増えません。銀行員は経済や景気の予想はできても、あくまで予想。絶対ではないのです。

それでも頼ってしまうのは、難しすぎてわからない、とりあえず任しておけばいいかと諦めてしまっているケースです。丸投げ状態にしてしまうほど、資産運用や金融商品って難しいイメージがあるんだと思います。

だからイメージが良いのでしょう。しかし、銀行員はお金を増やすプロだと勘違いしてはいけません。人よりその分野を少し勉強しているだけ。無知はカモにされます。

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銀行を辞めたいと思う気持ちは勤めた人でないとわからない


誰でもそうですが、経験してみないと「辞めたいと思う痛み」は誰にもわかりません。

  • デスクワーク中心
  • 高給取り
  • 長期休暇あり

一見、とても条件が良く、辞めるなんてもったいないと感じますよね。

営業さんは除き、基本デスクワーク中心。ボーナスも毎年必ずあり、長期休暇も必ずあります。ガッツリ働き、ガッツリ休む。そりゃもったいないと言われても仕方ありません。

銀行員特有の苦労を知らない

銀行員にならないと経験できない苦労は下記の通りです。

  • ノルマの重み
  • 気配り、言葉に気を付けないといけない人間関係
  • 試験勉強と報われなかった時の不合格通知の凹み
  • 付き合いの多い飲みニケーション
  • 簡単に物事が進まない書類としきたりのストレス
  • ミスをしてはいけない恐怖

高給取りの裏側にこんな苦労があります。
「いやいや、我慢すれば良い話じゃん」と言われるかも知れませんが、相当なメンタルが必要です。気持ちを切り替えることが難しい人はしんどい世界かも知れません。

項目にもあげた通り、銀行の仕事は飲みニケーションも含まれています。・・・と言うことは業務時間外も仕事みたいなもんです。飲むことや付き合いが好きな人は楽しいかも知れませんが、相手は自分よりも年上の先輩や上司です。無礼講で楽しめる席とはまた違います。

仕事と業務時間外の付き合い、家に帰ったら試験勉強。銀行関係の時間は睡眠以外、ほとんど関わってきます。

責任の重みが違う

ミスの重みを理解しているのは銀行だけじゃないかと思います。

  • 電話の取次・折電などの連携
  • 不注意では済まされない事務処理
  • 現金その場限りの緊張感

現金その場限りとは、文字通り「金額があっているかどうか、その場なら確認でき訂正できること」です。しかし、その場から離れたら訂正は不可。例え間違っていたとしても認められないことを指します。

実際、そんな場面に出くわしたことはありませんが、窓口業務をしていた頃、常にそんな気持ちで対応していました。

ミスは誰でもしてしまうし、やってしまったことは仕方ありません。ただそれを軽く考えていると、また同じミスを繰り返してしまいます。そのミスを何回も繰り返してはいけないのが銀行です。大きなミスにつながれば信用問題に発展します。

そこまで大袈裟に考えてしまうのは、お金が原因です。お金が絡んでいるからこそ、ミスを最小限にしなければいけないのです。たった1円違う違わないだけで、人は神経質になります。

他業界では怒られるかも知れませんが、「ちょっと現金過不足出ちゃった」と簡単に終わらせる所って多いんじゃないでしょうか。

  • あしながおじさんのような人が過不足分を補ってくれる
  • 「まぁ、仕方ないよね」とササっと処理して終わらせる
  • 捏造する(最悪のパターン)

他の仕事が忙しくて過ぎて、現金管理まで手が届かない所はこんな感じではないかと・・・。
これが銀行との差です。そりゃ信用度もうなぎ上りのように上がっていきますよね。その信頼を失わないように、真剣にならないといけないのです。

それについていけない人は銀行から離脱していきます。私も離脱しましたが、全てがマイナスの出来事ではありません。良き経験であり、他の道で活躍していくきっかけにもなります。

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もったいないとわかっている。でもそれも正解


辞めると伝えたら、他者からこう言われます。

  • 「何で辞めるの?」
  • 「もったいない。絶対後悔するよ」
  • 「せっかく良いところに就職したのに」

間違ってはないですが、真に受ける必要はありません。あなたが損します。

銀行のことを知らない人はおそらく良いイメージしか知らないのです。

  • 給料が良い
  • 「銀行」と言う響きが良い
  • 社会的地位が高い

羨ましい気持ちが強いかも知れません。「何でそんな簡単に辞めるんだ」と理解できないのでしょう。しかし聞き流して結構です。

他人の意見は決してあなたの為ではない

親・友人・親戚一同に「もったいない」と言われても、その意見は大して参考になりません。

特に身内に関しては、個人的ですが見栄の対象として見られていると思います。

  • 「うちのコ、銀行に勤めているの」
  • 「親戚の甥が銀行員だから、特別に高めの金利で定期しているの」
  • 「00銀行に勤めているから、相続や融資に関してはうちの娘に相談してみて」

ちょっと極端かも知れませんが、当たってはないでしょうか。
ノルマ枠に入れるメリットはありますが、口コミみたいに自分の身内が銀行員だと言われたら、そう簡単に辞められませんし、ちょっと苦痛になってきますよね。

自慢の対象になるかも知れませんが、当の本人はそんなに嬉しくありません。しかも辞めるなんて言ったら、そりゃ止めますよね。自慢できるネタがなくなっちゃうんで・・。

しかし関係ありません。その期待に応える為に銀行員になった訳ではないので、スルーしましょう。

辞めても辞めなくても、あなたにとっては両方正解

どんな決断をしても、不正解はありません。どちらも正解です。

辞める辞めない、それぞれのメリット・デメリットは承知の上で決断することです。

メリット

  • ストレスから解放

デメリット

  • お金
  • 社会的地位

しかし友達がいなければ、誰にも自慢できませんし、地位にこだわる必要もなくなってきますよね。

今は辞める時ではないなと感じたら、それも正解。今すぐ辞めたいと思ったらそれも正解。自分の気持ちがどこに向いているか、外部の声はムシして考えて見ましょう。

今はわからなくても、きっかけやタイミングがきたら自然と行動しています。そのタイミングを待って行動してみるのも1つですよ(^_^)