Written by moguko

【銀行員の特権】5日間の連続休暇があるのはアレの為。銀行らしい対策だと思う。

銀行

こんにちは、mogukoです。

銀行には、5日間連続の有休休暇があります。どこの企業にも当たり前にあると思っていましたが、そんな事ありませんでした。銀行は本当に素晴らしい福利厚生を用意しています。

この5日間連続休暇は、土日を挟めば9連休になります。これは必ず取らされます。
祝日を挟むとさらに10日~12日くらい休みがとれ、海外旅行などにもいけます。これは嬉しいですよね。

でも、なぜこんな休みをとらされるのか?これには理由があります。

本記事の内容

  • 【ありがたい制度】銀行員の連続休暇は必ず取らされます。
  • 【銀行員は何してる?】連続休暇の過ごし方
  • 連続休暇は当たり前ではない。ありがたいこと

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【ありがたい制度】銀行員の連続休暇は必ず取らされます。


私は4回経験しました。

どこのタイミングでとったら良いのか?

  • 各部署の人と被らなければ良い
  • 繁忙期以外
  • 祝日とからめてもOK

こんな感じです。平日の間にとったとしても最低7連休休めるます。ありがたいことですね。

なぜ、連続休暇があるのか?

法律で決められているからです。

主要行等向けの総合的な監督指針ー金融庁から抜粋↓

Ⅲ-3-10-2 主な着眼点
(1)本店及び海外営業拠点経営陣等による拠点経営・業務運営の適正な管

①~③ (略)
④ 人事管理に当たっては、事故防止等の観点から、役職員を長期間に
わたり同一業務に従事させることなく、人事ローテーションを確保す
るよう配慮されているか。人事担当者等と連携し、連続休暇、研修、
内部出向制度等により、最低限年一回、一週間以上連続して、職場を離れる方策をとっているか。

「事故防止等の観点から〜」と書いているように、ざっくり言えば、不正をしていないかを確認するため・・とのことです。
実際、休んでいる人の不正調査が本当に行われていたかどうかわかりませんが、1人でコソコソ仕事をしていないかどうかを監視しているんだと思います。

まぁ、それで問題が見つかったと言う話は聞いたことありませんが・・・。

大体休みをとるタイミングは、7月~12月の間

ここは各銀行によって異なりますが、私の場合は7月~12月の間でした。

一番休暇をとりやすいのはやはり8月です。企業はカレンダー通り、お盆の時期に休みをとるので銀行の営業さんもそれに合わせて一緒に休みをとります。

ただ、お盆の時期になると旅行の面で少し損した気持ちになります。旅行業界にとってはお盆は稼ぎ時で、一番料金を高くとられるからです。それを考えると、好きな時に休めない人は長期休暇があってもあまり嬉しくないかも知れません。

夏季休暇もあれば、冬期休暇もある

ここも異なるかも知れませんが、私の勤めていた銀行は冬期休暇もありました。

  • 夏季休暇(7月~12月):5日連続
  • 冬期休暇(1月~3月) :2日連続

夏に比べて短いですが、土日を挟めば4連休になります。これも不正防止の為かわかりませんが、強制的です。

銀行は上記の休みを含め、土日祝日も休みです。それを考えたら休みは多め?な方だと思います。管理職になれば、土日返上して仕事することもありますが、平均的に比較しても銀行の休みは多い方です。

きちんと引継ぎ作業をすること

1週間席を開けることになるので、マニュアルを作って仕事が止まらないように準備をします。

特定の人しかできない業務というのを無くさないと休めません。長期休暇のはそれが狙いです。小さな仕事でもオールマイティーにこなし、事故防止の為に徹底します。

当時、私の仕事も上司と派遣さんにやって頂きました。日頃からマニュアルを作り、連続休暇の時までに用意しておけばスムーズに引継ぎができます。

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【銀行員は何してる?】連続休暇の過ごし方


基本的にリフレッシュしています。

  • 旅行にでかける
  • 買い物をする
  • 映画鑑賞や掃除など、家でまったり過ごす

休みの日まで監視されることはありません。自由に過ごします。

私はほとんど旅行に使いました。1週間も休みがあれば色んな所に出掛けられます。九州に行ったり、北海道に行ったりと普段できないようなことに時間を使いました。

中には山奥の寺に行って座禅ツアーに参加したり、1人でインド旅行に行った人もいました。

キャリアアップの為に勉強

勉強することが趣味な人もおり、キャリアアップの為に時間を費やしている人もいました。

私は勉強が趣味ではありませんが、試験日が近かったので証券アナリストの勉強をしたことがあります。結果は、1次試験の1科目しか合格できず取得までは至りませんでしたが、何もすることがなければ、自然と勉強していた時期がありました。

同期は、密かに次の転職先を確保する為に、公務員試験の1週間前に休みをとっていました。絶対に合格したい気持ちが伝わってきます。

日頃の激務な仕事を忘れる為にリフレッシュをする人もいれば、その後のキャリアアップを目指して勉学に励む人もいました。

転職の準備をする

休みの日を利用して転職活動をする選択もあります。せっかくの休みがもったいないと思う意見もありそうですが、先程の公務員試験のように、転職活動に時間を使うこともあります。

1週間の休みがあれば準備くらいは一通りできます。

  • 転職サイトの登録
  • エージェントとの打ち合わせ
  • 求人検索(目ぼしい所を見つける)
  • 職務経歴書や自己PRを考える
  • 履歴書の写真を撮りに行く
  • スーツを買う(セール時期なら安く買える)

銀行の仕事に悩みをもっていたり、辞めたい気持ちが強い人は密かに転職活動の為の準備をしています。過去の私もそうでした。

冬期休暇の日は銀行業務検定の日が近い

銀行業務検定日は3月にあるので、それに向けて勉強することが多かったです。
では1月〜2月にどうなの?と思いますが、その時期は証券外務員の試験があり、1年目はそんなにゆっくり休んだ覚えがありませんでした。

試験さえパスできれば、近くに旅行に行ったり好きなことに時間が使えます。

休みを何に使うかは本当に自由です。

  • 家族がいる方は家族サービス
  • 趣味がある人はその趣味に没頭
  • 銀行を辞めたいと考える人は転職活動
  • 特に予定のない人は家でゆっくりなど

休みの少ない会社に比べたら、色んなことに時間を使えます。

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連続休暇は当たり前ではない。ありがたいこと


1週間もお休みを頂ける会社は当たり前ではありません。むしろ珍しいレベルではないでしょうか?

ちなみに、銀行で働いているパート、派遣さんも連続休暇は対象です。これはすごいことです。職員のみに与えられた制度ではなく全員に与えられているので、固まったお休みが欲しい方は銀行への就職をオススメします。
>>【就活生必見】内定率を上げるおすすめ就活サイト5選。大手サイトよりも利用価値アリ

長期休める分、引継ぎはしっかりと準備をすること

自分が休み明けに出てきたら片付けてやればいいと言う態勢はよくありません。色んな人の仕事が滞り、周りに迷惑をかけてしまいます。

日頃からマニュアルを作ること

  • 自分しかやらない仕事を他の人にもできるようにすること
  • 休みが近づいてきたら、仕事がどこまで進んでいるかは上司に報告すること

長期休めるから「やった一」と思ってもきちんと上記のような準備をしなくてはいけません。
1年目は大した引継ぎをしなくてよかったですが、年数が上がるにつれて仕事量も多くなるので、たくさんマニュアルをコツコツ作っていました。

支店の場合は、1週間1人欠けるので手薄な状態です。その中でもお客様を待たせないように仕事をしないといけません。その際、何が必要かと言えば1人1人のスキル向上です。

  • 窓口はできるけど、出納はやったことがない
  • 出納はできるけど、後方窓口はやったことがない
  • 窓口、出納はできるけど、検印はやったことない

こんな状態だったら、連続休暇は取れません。どうしてもの場合はヘルプで他支店の職員さんが来ていましたが、なるべくそのような状態をなくす為にたくさんの仕事を覚えていました。

自由な時間を楽しく過ごそう

事故防止の観点から設けられた連続休暇の過ごし方は人それぞれです。

激務な仕事なのでたくさん休んでゆっくりしましょう。「休暇中は何をしていたのだ?」と聞かれることはありませんので、自由に過ごして大丈夫です。

小さな会社ではこのような連続休暇はおそらくないと思います。実際、転職した会社ではこのような休暇制度はありませんでした。それを考えると銀行は福利厚生に手厚く、ありがたい制度ですね。

大変なこともありますが、休暇中は心も身体もリフレッシュできます(^_^)