【2回経験しました】退職後の手続きには順番があり、何度も行かずに済む方法
こんにちは、mogukoです。
会社を辞めたら解放された気分になります。もう明日から行かなくて良いと言う気持ち・・・。
自由の身となり、「さぁ明日から何しようか」と考えたくもなるでしょう。しかし、その前にやることがあります。
- 切替すべきこと(健康保険)
- 支払停止の手続き(年金)
- 強制支払されるもの(税金)
- 支給を受けるための手続き(失業保険)
全てはお金にまつわることです。もらえるお金はきちんと頂き、支払わなければいけないものは支払い、支払いをストップできるものはきちんとやっておきましょう。
尚、この記事はすぐに再就職しない向けに書かれています。すぐに再就職される場合は、上記の項目は全て新しい会社でやってくれるはずなので、心配しなくて良いと思います。
しばらく休む方は、必ず手続きをしていきましょう。
本記事の内容
- 退職後にやるべき順番【健康保険→年金→失業保険】
- 私が失敗した退職後の手続き
- まとめ+税金について
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退職後にやるべき順番【健康保険→失業保険→年金】
健康保険
ここでは国民健康保険に切り替える前提でお話していきます。
(※任意継続されるは、20日以内に加入している健康保険組合に任意継続の申請をしてください。)
場所
- 市役所
いつまでに
- 退職してから14日以内
持ち物
- 離職票ー1.2 (または退職証明書(退職日がわかるもの))
- 印鑑
- 本人確認書類
- マイナンバー確認書類
- キャッシュカード(または通帳と通帳使用印)
※離職票は2枚あります。詳しくはコチラ
年金
厚生年金から国民年金へ切り替えます。そして、免除制度を利用しましょう。
場所
- 年金事務所
いつまでに
- 退職してから14日以内
持ち物
- 年金手帳
- 雇用保険受給資格証か離職票の写し(退職日が証明できるもの)
- 印鑑
- (通帳、またはクレジットカード)
- (本人確認書類)
無職の間、年金の支払いをストップできます。(約2年くらい)
将来もらえる年金額は減りますが、また働き始めてから払えば良いので、一旦免除制度を利用して支払いをストップしておきましょう。また、過去10年分までであれば後から追徴金を支払うことで、受け取れる年金額を増やすことができます。
また、無職の間でも国民年金を払うことができます。その際は上記の()に載せている(通帳、またはクレジットカード)と(本人確認書類)が必要となります。
失業保険
最後に失業保険です。自己都合の場合は、手続きしてから3ヶ月待たないともらえませんが、無職の間に唯一もらえる収入源です。
いつまでに
- 退職してから1-2ヶ月以内、もしくは1年以内
場所
- ハローワーク
持ち物
- 離職票ー1.2 (提出したらハローワークにとられます)
- 雇用保険被保険者証
- 本人確認書類
- 印鑑
- 証明写真2枚(正面上半身、縦3.0cmX横2.5cm)
- 本人名義の預金通帳又はキャッシュカード
手続きしたら下記の書類がもらえます。
- 雇用保険受給資格者のしおり
これはとても大切な書類です。しおりに雇用保険受給者初回説明会の指定日時が書かれています。必ず参加しましょう。約1週間後の日付を指定されていると思います。参加しないと、失業保険をもらえなくなる可能性がありますので、絶対に参加しましょう。
また、なるべ早めに行きましょう。(遅くても1〜2ヶ月以内)早く手続きをしないと、満額もらえる可能性がなくなります。保険と年金手続きを終えたら、その足で行くようにしましょう。
ちなみに、失業保険の受給期間は退職日の翌日から1年間有効です。
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私が失敗した退職後の手続き
- 失業保険
↓ - 保険
↓ - 年金
行く場所に変えるとこんな感じになります。
- ハローワーク
↓ - 市役所
↓ - 年金事務所
私の失敗した手順
私が失敗したルートは下記の通りです。
- ハローワークヘ行く
↓ - 離職票を渡す
↓ - 市役所へ行く
↓ - 退職日が印字された離職票をハローワークに渡してしまった為、証明できるものがない。役所は、退職日の日付が重要(健康保険の資格喪失日=退職日)
↓ - 国民健康の保険料が軽減できず、切替もできない
↓ - 手続きができず、家に帰る
↓ - 雇用保険受給者初回説明会で雇用保険受給資格者証をもらう
↓ - 再度、市役所へいく
↓ - 雇用保険受給資格者証で証明ができ、保険手続き終了
結果、二度手間になり、疲れました。。
先にハローワークに行ってはいけない
理由は、離職票をとられるからです。
離職票には退職日が印字されており、退職日がわからないと国民健康保険に切り替える手続きができなくなります。
なので、一番証明できる書類は、離職票だと思います。
ハローワークに行く前に、先に市役所に行って離職票を提示し、保険の手続きをしましょう。市役所で離職票をとられることはありません。コピーをとる程度です。
市役所で保険の手続きで認められる書類は下記の通りです。(1つでOK)
- 離職票
- 健康保険の資格喪失証明書
- 雇用保険受給資格者証(→これを持っていきました。)
- 退職証明書
- 退職日の記載のある源泉徴収票
今思えば、源泉徴収票でもよかったのですが、当時は持参していませんでした。
また、各地域によって証明できるものが異なる可能性があるので、一番信用できるのは離職票じゃないかなと思います。
健康保険の手続きで重要な点は2つあります。
- 国民健康保険の切り替え
- 保険料の軽減
退職したってことは無職の状態です。
保険料の軽減をしないと毎月、会社にいた頃と同じ保険料を払うことになります。高額ですよ。
国民健康保険は、14日以内に手続きをしないといけません。手続きをしないとこうなります。
- 全額自己負担(10割負担)
- 国民健康保険に加入すべきときまで遡って保険料を納める(最長2年間分)
無職の間でも通院したり、歯科検診やお薬が欲しい時など、病院に一切行かないと言うことはないと思います。少しでも安く抑えるためにも必ず手続きにいきましょう。
私の場合はこんな損がありました
- 保険証がない
- 病院に行けない
先にハローワークに行ってしまい、離職票をとられたので、雇用保険受給者初回説明会の時まで、雇用保険受給資格者証がもらえませんでした。なので、手続きができず保険証がない状態です。
保険証がなければ、全額自己負担です。病院に行きたい時に保険証がない・・・と言う事態は避けるようにしましょう。
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まとめ+税金について
- 健康保険(市役所)
↓ - 年金(年金事務所)
↓ - 失業保険(ハローワーク)
1週間くらい待てば、会社から離職票をもらえると思うので、上記の順序で手続きにいきましょう。
保険と年金の手続きで重要なこと
大切なのは、退職日の日付です。
離職票に書かれている退職日の日付を軸に、国民健康保険の切り替え・軽減、国民年金の切り替え、免除の手続きができます。
全ては退職日の日付が重要なのです。
税金について
最後に、税金=住民税のことについてですが、無職だからといって非課税になる事はありません。ここは大人しく支払いましょう。
住民税は、前年の所得から計算されくるので、バリバリ会社に働いていた頃の税金がかかってきます。これは強制です。免除等はありません。
免除は認められないが、分納は可能
どうしても支払えない状況なら、一旦市役所の担当者に相談しましょう。
一度、私も市役所に相談に行ったことがあるのですが、その際、下記の書類を提出して下さいと言われました。
- 失業したことを証明する書類(離職票など)
- 所得の状況を推計できる書類(直近の通帳残高のコピーなど)
通帳のコピーを提出と聞いた時点で諦めました。。残高はあるのに、払いたくないと駄々をこねていたら追徴課税がかかってきます。払えるくらいの残高があれば、大人しく払いましょう。
退職後は、保険・失業保険・年金の手続きが必要であり、それぞれ期限が決まっています。全てに共通しているのはお金であり、支払いや収入源です。
退職した後は、住民税を支払う必要があったり、免除申請があったりと、手続きがたくさんあって、混乱するかも知れません。なので、退職後にあわてないように、よく確認してから手続きをしていきましょう。
その後は、ゆっくりしても大丈夫です(^_^)