Written by moguko

【大学生の諸君】銀行員になるには新卒枠を狙え。狭き門でも最初で最後のチャンス。高卒・短大もOK

就活

こんにちは、mogukoです。

銀行員になるためには、入行試験に合格すること。筆記試験・1次〜2次面接・グループディスカッション・最終面接を通って、やっと内定をもらえます。

募集要項は各銀行によってさまざま。メガバンクは大卒中心。地方や信金あたりなら高卒や短大卒でも可能。全国で銀行は1,400余りあります。その中で自分に合った銀行に就職できたら一番良いですよね。

今回、銀行員になるにはどうしたら良いのか?一番入りやすい方法はないのか?元銀行員が解説します。

本記事の内容

  • 銀行員になるには新卒枠が一番入りやすい
  • 銀行員になりやすい大学・学部・大卒以外でも銀行員をなれる
  • 銀行員に必須で有利な資格
  • まとめ

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銀行員になるには新卒枠が一番入りやすい


銀行員は公務員ではありません。銀行の採用試験に合格すれば、銀行員になれます。会社説明会に参加し、エントリーしてから採用試験の始まり。そして、一番入りやすいのは新卒枠です。

  • 新卒枠:スタート地点であり、スキルや経歴がなくてもOK
  • 中途枠:経歴、専門性を積んだ即戦力じゃないと難しい

銀行は敷居が高そうだし、別の会社に就職してから受けてみようかなと思った方、銀行員になる機会を失ってしまいます。スキルや戦力にならなくても新卒枠で受けましょう。

新卒枠なら社会人レベル1の人材でも可能。この機会を逃してはいけません。

未経験で入れるのは新卒だけ

社会人になったら当たり前ですが、皆さん1からスタートです。完全に未経験であり、会社側にとっては早く仕事を覚えて戦力になってくれと言っています。

この環境は非常にありがたいものです。未経験なので手取り足取り色々教えてくれます。1年目なのでマナーも含め研修期間も充実しており、新人で入行した方が確実にラクです。

また新卒で入ると言うことは仲間がいます。1人でスタートではなく、みんなでスタート。将来ライバルになるかも知れませんが、仕事で落ち込んだり、わからないことがあったりしたら共有できます。仲間がいることは非常に心強いですよ。

中途採用はかなり狭き門

銀行を中途で入る人はものすごく難しいです。・・・と言うより、金融機関出身の人しか採用されません。

  • 元銀行員
  • 証券会社
  • 不動産会社
  • 保険会社あたり

もしかしたら他業界から採用された方もいらっしゃるかと思います。(主に営業系かと・・)しかし、高確率で金融機関出身が多いです。

中途採用で未経験歓迎と募集をしている業界って本当優しいなと思います。銀行にとって、未経験者は新卒しかいりません。中途は即戦力中心。経済の動きが激しいこの時代、将来性のある人材しか時間を割けないのが実情です。

なので、銀行員になりたいのであれば、新卒枠を目指しましょう。採用している銀行はたくさんありません。その貴重な機会を逃してはいけません。

私は元銀行員だが銀行に転職できない

私は元銀行員ですが、中途で再度銀行に転職することは難しいです。

理由は下記の通り

  • 求めるスキルが高すぎる
  • 窓口はパートや派遣社員でもできる
  • 融資や営業出身が望ましく、高度な専門知識がないと難しい

窓口に関してはメガバンクの9割はパートさんか派遣さんです。正社員は資産運用や他の仕事をしています。もし窓口経験ありの状態で再度銀行に転職と思っても、大きな銀行は窓口業務の中途は募集していないと思います。

中途採用に関しては融資や営業関係の人材、窓口は新卒にとられる可能性があるので、融資関係の勉強をしといた方が良いかも知れません

私の場合は本部配属が長かったため、銀行業務スキルよりもパソコンスキルの方が爆伸びしました。なので、銀行員の仕事に就くことはムリだろうと判断。
逆にパソコンスキルをつけたら色んな業界に対応できるので、これはこれでよかったと思っています。

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銀行員になりやすい大学・学部


銀行員になりやすい大学は一流大学~底辺大学まで全対象です。

メガバンクに行きたいなら一流大学中心に採用されそうですが、銀行はメガバンクだけではありません。他の銀行でも採用されたら銀行員です。大卒であればどこの大学に行っても問題ありません。

ただし、学部に関してはやはり偏りがあるので、そこは仕方ないです。

  • 経済学部
  • 法学部
  • 経営学部
  • 商学部など

主に経済分野のことについて学んだ学部が優先されます。たまに文学部や農学部などから銀行員になった人もいますが、ほとんどは上記の学部が多いです。

詳しくは、【学歴フィルターはある?有利な学部は?】銀行員になりやすい大学も学部も存在しない。元銀行員が真実を暴露に載せていますので、ご参考下さい。

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大卒以外でも銀行員をなれる


今は大学に進学する層は全体の80%と言われています。では、高卒や短大、専門卒ではムリなのか?

いいえ、ムリではありません。

私が勤めていた銀行では、高卒や専門卒で入行した人がいました。採用する学歴の割合は、確かに大卒が多いですが全員が大卒ではありません。大卒でなくても銀行員になれます。

高卒と大卒の違い

採用している銀行はありますが、もちろん待遇も違いがあります。

  • 初任給が大卒より低い
  • 総合職ではなく、一般職
  • メガバンクはおそらくムリ

メガバンクはほぼ大卒をメインに採用。就活サイトの応募資格を見て頂けたらわかると思いますが、おそらく大卒が基本となっています。

ではどこの銀行なら採用しているのか?

  • 地方銀行
  • 信用金庫
  • 信用組合あたり

信用金庫も銀行と一緒。やっていることは変わりません。業務が一緒なら何が違うのか気になる方は、【銀行と信用金庫の違いって何?】私達の暮らしにどのような影響があるのか?→利用者によって全く違います。をご覧ください。

銀行員に必須で有利な資格


金融知識は日々アップデートしますので、入行前に少しでも知識があった方が有利なことは確か。また、入行したら必ずとらなければいけない資格もありますので、先にとっておいた方がラクな面もあります。

ざっとですが、下記の通りです。

  • 簿記検定
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 銀行業務検定
  • 証券外務員
  • 宅地建物取引士
  • 中小企業診断士
  • 証券アナリスト
  • 税理士
  • 不動産鑑定士
  • 社会保険労務士
  • 保険募集販売資格(生保一般)
  • 保険募集販売資格(損害保険)

銀行は、入行してからも継続的に勉強し続けることを求められます。その姿勢が評価されることがあるので、勉強しといて損はないでしょう。

入行したら必ずとらないといけない資格については、【銀行員の一年目はとにかく勉強】合格が必須であり、プレッシャーと闘うことが仕事です(でも私は落ちました)をご覧ください。

名刺アピールにつながるメリットあり

自分は何者かを相手に知らせるために名刺は必ずもらえます。面談でお客さんに名刺を渡すとき、取得した資格はその名刺に印字できます。

例えば、証券アナリストの資格を持っていたとしましょう。その資格を印字したを名刺をお客さんに渡すとき、「へぇ〜資産運用のプロなんだ!」と印象付けることができます。

確かに証券アナリストは、証券投資の分野において各種情報の分析と投資価値の評価を行い、最適な投資方法をアドバイスすることが仕事。どうせ相談するならプロに相談したいですよね。

経済は生き物と言われています。その生き物に合わせて日々勉強を繰り返し、適応しながら働いているのが銀行員です。だから厳しい世界と言われるのかも知れません。

入行しても勉強・試験・資格取得の繰り返しです。ただし、資格を取りまくっても例外がありますのでご注意下さい。
詳しくは、【就活は資格アピールで内定ゲット?】銀行の場合はどんな反応を示すか?私は面接官にこう言われました。をご覧ください。

まとめ


最後にまとめます。

  • 銀行員になりたいければ新卒枠を狙え
  • 未経験から入れるのは新卒枠であり、銀行員になれる確率が高い
  • 中途採用は狭き門であり、元銀行員でもなかなか難しい
  • 銀行員になりやすい学部は基本的に経済系の学部
  • 高卒でも銀行員になれる。ただしメガバンクは難しい
  • 有利な資格はあるが、ムリにとらなくてOK(入行したら強制的にとらされる)しかし、有利に働くのは確か

初めての就職先は後悔のないように。どこに内定をもらって、就職したとしてもあなたが選んだ会社はそれが正解です。

色んな会社に足を運び、情報収集をして内定を勝ち取ったことは当たり前ではないですし、めげずに頑張った証でもあります。

一番最初の就職先って本当に重要ですよ。ご縁があったのもありますが、自分からご縁を結んだ結果でもあります。銀行員は新卒の方が入りやすいですが、他業界と違って新卒でも狭き門であります。

でも挑戦しましょう。私もFラン大学から銀行員になれました。「ここの銀行しか受けない」と厳選しなかったら、高卒でも短大卒でも銀行員になれることは可能です。

狭き門とわかっていても、受けてみないとわかりません。未来はあなたが作るもの。実現したかったら、ゴールに向かって行動しましょう。

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