Written by moguko

【どのくらい稼げる?】銀行で働く派遣さんの給料を調査。他業務の賃金比較と合わせて紹介。

銀行

こんにちは、mogukoです。

派遣社員は正社員と比べて制約が少なく、自由に働けることが魅力の1つです。

  • 就活では不採用になった会社で働ける
  • CMでやっている大手企業で働ける
  • 好きな仕事・やってみたい仕事に就きたい

憧れの企業に勤めれるのが大きいです。派遣会社に登録していれば、大手企業に就職したり、やってみたい仕事を未経験から始めてみたりと、条件があえば要望通り働くことができます。

しかし気になるのはお給料。派遣社員としてどのくらい収入があるのか?銀行は時給が高めと聞いても、本当に高いのか?気になることがたくさんあると思います。

今回は、銀行で働く派遣さんは他業種と比べ、どのくらい収入があるのか?厚生労働省が集計したデータを元に調べてみました。

本記事の内容

  • 銀行で働く派遣社員の給料はいくら?
  • 他業務と銀行賃金の比較
  • まとめ

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銀行で働く派遣社員の給料はいくら?


厚生労働省の労働者派遣事業報告書の集計結果(令和元年度)より、銀行で働く派遣さんの賃金をさっそく調査。

今回、銀行で働く派遣さんの業種は、一般事務として換算します。

金融業界で働く派遣社員の平均賃金(一般事務):10,836円

これを月収に例えるとこうなります。

  • 1ヶ月の勤務日数: 20日
  • 金融業界の平均賃金:10,836円
  • 月収:216,720円

まぁまぁこんなもんじゃないでしょうか。平均賃金に関しては安い高いがあると思いますが、これでも上がった方です。

実はこの平均賃金は、2020年4月から同一賃金同一労働によって少し上がっており、2019年は平均賃金10,627円でした。月収に例えると、212,540円。約4,000円のプラスです。

専門家になれば30万近くの給与がもらえる

ちなみに、金融の専門従事者はもっともらえます。

金融業界で働く派遣の専門従事者の平均賃金:14,846円

これを月収に例えるとこうなります。

  • 1ヶ月の勤務日数: 20日
  • 金融業界の平均賃金:14,846円
  • 月収:296,920円

なかなか良い金額ですね。あくまで平均ですが、約30万近くの給料がもらえます。

では事務職とは違う、金融の専門従事者とはどんな仕事なのか。下記の通りです↓

  • 投資運用業務(証券アナリスト)
  • 有価証券の管理・保管をする「カストディ」
  • 融資審査担当など

業界特有の金融系専門職です。高い専門性と知識が必要な金融領域のプロフェッショナルな仕事とイメージしたら良いでしょう。

そんな専門知識があるなら正職員として雇ってくれそうな感じですが、身軽でいたい方はあえて派遣社員として働いています。

金融のプロ知識をもっていても自由に働く。理想的ですね。

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他業務と銀行賃金の比較


他業務の平均賃金は下記の通り↓

  • 医師・歯科医師・獣医師・薬剤師:27,726円
  • 一般事務:10,836円
  • 会計事務:11,379円
  • 営業・販売事務:11,555円
  • 外勤事務:11, 861円
  • 運輸・郵便事務:10,905円
  • 経営・金融・保険専門職業従事者:14,846円
  • 商品販売:10,142円
  • 営業:14,561円
  • 介護サービス:9,755円
  • 飲食物調理:8,976円
  • 接客・給仕職業:9,502円
  • 運搬:9,843円
  • 清掃:8,886円
  • 全業務賃金:15,234円

こんな感じ。やはり医者関係はすごいですね。圧倒的賃金が高いです。

全業務の中で最も高い賃金・低い賃金の業種

  • 医師・歯科医師・獣医師・薬剤師:27,726円
  • 清掃:8,886円

約18,000円の差です。これが現実なのか・・・と思ってしまいますが、そうなんです。。では、なぜこんなに差がつくのでしょうか?理由は簡単です↓

  • 医者:国家試験
  • 清掃:誰でもできる

医者になるにはまず大学に進学(医学部)にしないといけません。そしてそこから国家試験に合格し、研修医を経てやっと医者になれる狭き門です。医者になるまでに時間とお金がかかっています。

逆に清掃は資格などありません。どの年齢層でも応募できることは可能。スキルなしで働けばすぐにお金がもらえます。

ここでわかることは、その職業に就くまでの難易度が高いほど賃金も高く、難易度が低いものは賃金も低くなるということ。これを理解したら、社会人になるまでに資格やスキルを磨くことが大切だと考えさせられますね。

やりたい職業と報酬を理解しよう

お金を稼ぐために、じゃあ医者になろうと思っても、医学に興味がなければ意欲がわかないと思います。

なので、基本自分のやりたいこと・職業を目指しつつ、賃金はその程度であることを理解しましょう。

ここで紹介した賃金はあくまで派遣社員として働いたケースです。当たり前ですが正社員ならもっともらえます。目安として軽く捉え、自由に働きたいと考えている方はこの平均賃金を参考にしてみて下さい。

介護などは法律改正によって、賃金が上がる可能性があります。輿味のある方は朗報にですよ。

やはり事務系は厳しい

事務系は全業務賃金よりもやや低めです。

  • 一般事務:10,836円
  • 会計事務:11,379円
  • 営業・販売事務:11,555円
  • 外勤事務:11,861円
  • 運輸・郵便事務:10,905円

事務系は難易度が低めだからか?と思いそうですが、そればかりではありません。こんな理由があります。

  • 人気がある
  • 肉体労働ではない
  • 未経験でもOKな求人もあり

ここも誰でもできるから=難易度が低い扱いになります。基本、未経験でもOKな仕事は賃金も安いです。

歯科医師や薬剤師、弁護士や公認会計士の司法系などは「業務独占資格」と呼ばれています。「資格」によって人数が制限されているため、競争相手が少なくなり厳選されます。そして、仕事自体も安定しており、他の職業と比べれば、年収も社会的地位も高くなります。

事務職系もパソコン検定など資格はありますが、それをもっていなくてもパソコンを使用することは可能ですよね。(独学でマスターすることも可能)

結果、医者のような独占業務ではないので、賃金は10,000円台になります。

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まとめ


最後にまとめます。

  • 金融業界で働く一般事務の賃金は、平均賃金:10,836円
  • 金融系専門職スキルをつけるとさらに賃金アップ(平均賃金:14,846円)
  • 全業務の中で最も高い賃金は医療系(27,726円)・低い賃金は清掃(8,886円)
  • 賃金の高低の差は「業務独占資格」かどうか。競争相手がいないほど賃金は高い
  • 事務職系は未経験でも可能であり、人気求人。なので賃金は平均に比べて低め

今回は派遣社員として働くとき、銀行で働くとどのくらいもらえるか、厚生労働省が掲載している令和元年度労働者派遣事業報告書の集計結果を元に解説してきました。

昔に比べたら、これでもかなり改善した方です。私も、同一賃金同一労働で少し時給が上がりました。仕事量も変わらず、かなりありがたいです。

いやいや、私の所はそんなの関係ない。時給も上がっていないし、逆に仕事量が増えたんだけど。と言う人は、そんな会社に見切りをつけて転職する選択を持った方が良いかも知れません。不満を言っても現実は変わりませんよ。

スキルを身につければ、もっと良い求人はあり。結局はボーッと仕事せず、レベルアップをしていくことが大切と言うこと。また、良い求人にたまたま出会えていないだけで、行動すれば条件のあった事務職があるかも知れません。

個人的ですが保険業界は良いですよ。災害などがあっても潰れにくい会社だと言われています。(統合などはありますが...)まぁ金融に近いので、やはりお金関係の会社はやはり強いのかな?・・・と思います。

今回は以上です。参考になれば嬉しいです(^_^)

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