Written by moguko

【無理と決めつけないで】大人からピアノを始めても遅くはない→1から10まで練習しなくて良い

piano

こんにちは、mogukoです。

高校生の時「幼稚園の先生になりたいんだけど、ピアノをやったことない。今から始めても間に合うかな?」と質問してきた子がいたので、こう答えました。

「大丈夫。毎日ピアノに向かって、30分くらい練習したらきっと上手くなるよ!」

この言葉はお世辞でもなく、適当に言葉を返した訳でもありません。

ピアノを始めるのに早い遅いは関係ありません。諦めず続けていけば必ず弾けます。大事なことは継続することです。

本記事の内容

  • 大人から始めるピアノは無理だと決めつける理由
  • 本気度=努力が無理を超えられる(大人からでも関係ない)
  • 年齢は関係ない。弾きたいと思ったら迷わず始めよう

スポンサーリンク

大人から始めるピアノは無理だと決めつける理由


まず、プロのピアニストを目指している方、それはかなり難しいと思います。そこは何とも言えません。。

そうではなく、知人の結婚式に演奏することや、地域の発表会などで披露する程度なら大人から始めても全く問題ありません。練習すれば普通に弾けると思います。

それを無理だと思ってしまうのは、大人だからと言う理由だと思います。

  • 子供の頃からやっていないと無理と言う思い込み
  • 仕事もしているし、時間もないし・・・と最初から諦めモード
  • 独学でやっても難しい。習いに行くのも恥ずかしいと思っている

小さい頃から習っていないともうできないと固執したイメージがそうさせているのもあります。また、周囲から「今さら始めても遅いよ」と冷ややかな言い方されたら、やる気もなくしてしまいます。

なので、ピアノをやりたい!始めたい!と思ったら、固執したイメージにとらわれず、誰かに相談もせず、自分の気持ちを第一優先にピアノを始めてみるのが良いでしょう。

小さい頃に習っていてもやめたら弾けない

私のピアノ歴はこんな感じです。

  • 小学1年〜6年までピアノ教室に行っていた
  • 教室をやめた後は、独学でピアノを継続した
  • 流行りの曲、好きな曲を中心に楽譜通り、またはアレンジをして弾いていた

ピアノ教室をやめても私はピアノを続けていました。
毎日弾くことがなくなっても、すぐにピアノは処分しなかったので、空いた時間に過去の習った楽譜を引っ張り出して練習していました。

高校生の頃、「ピアノを習っていたけどすぐにやめた」と言う子がいましたが、少しでもピアノ教室に通っていたのなら、感覚で弾けるのでは?と私は思っていました。しかし、手が全く動かせず、初心者レベルまで落ちていたのです。

なので、小さい頃から習っていないとできないと思うのは間違いです。昔、習っていてもピアノを離れていたら、全く弾けなくなってしまうケースもあります。

大人からピアノを始めても、継続して練習していけば弾けることは可能です。

大人の方が効率良く上手くなれる

大人になってからピアノを始めたいと思うのは、ある程度目的があると思います。

  • ベートーベンの「エリーゼのために」が弾きたい
  • j-popの曲が弾きたい
  • 結婚式の曲が弾きたい
  • 新しい趣味が持ちたい(脳トレに最適)
  • 達成感、満足感を味わいたい

目的があれば、それを叶えるために一生懸命練習します。しかし子供時代は当初、目的がありません。

自分からやりたいと思って始めた訳ではないので、「なんでピアノをやっているんだろう」と考えてしまいます。ピアノの練習と言っても基本、反復練習です。その練習につまらないと感じ、ダラダラと練習していたら先生に怒られます。そしてもうピアノは嫌だ=やめたい。とつながってしまうのです。

大人は本気度が違います。

「せっかくお金払って教室に通っているんだから、早く上手くなるように練習しないといけない。どうしてもこの曲が弾きたい!!」

好きな曲を弾けるようになりたい!と明確な目標があります。その為には教室に通ってお金を出している訳ですからムダにしたくありません。子供の頃は自動的に親が出しているので、親の言う通り「ピアノ教室に行きなさい」と言われたら言う通りに行くだけです。

自身自らピアノが上手くなるために動くか、気付いたら習っていたではピアノに対する思いが違います。

私は6年間で100〜200曲くらいのクラシックの練習曲をこなしてきました。
ペーパー学習も交えながら、ピアノを学んできましたが、大人から始める場合はここまでこなさなくても良いと思います。理由は、弾きたい曲を弾くために必要な練習を選べるからです。

スポンサーリンク

本気度=努力が無理を超えられる(大人からでも関係ない)


上手くなろうと思ったら、精神論になってしまいますが、本気度=努力しかありません。でも大人の方が子供より本気度が全然違います。

イメージとしたらこんな感じです。

  • 子供:ダラダラ長い時間をかけてレッスンを受ける
  • 大人:この曲が弾きたいと目的があるので、上手くなろうと努力する

弾きたい曲の難易度にもよりますが、膨大な時間をかけて練習しなくても、ピンポイントで練習すれば目的を達成することが可能です。

よく勘違いされていたのは、子供時代に皆が知っているショパンやベートーベンのような有名なクラシック曲ばかり練習してんじゃないの?と思われていたことです。そんな訳ありません。レベルの違いもありますが、小さい頃からピアノを習っていても簡単に弾けるような曲ではありません。

子供から始めるピアノは、バイエルやブルグミュラーなど、基本的な楽譜から順番に弾いていきます。基礎を徹底的に学び、1つ1つこなしていく感じです。もちろん有名ではなく、知らない曲ばかりです。

基礎練習も必要だが、そんなにこなさなくても良い

子供にはたくさんの時間があります。なので、1~100番まである練習曲は全部やっていきます。大人も同じように...と言うのは不要です。

大人から始めるステップ

  • 指運動して鍛える
  • 音楽の記号を覚える
  • リズムを理解する
  • 弾きたい曲を練習する

この繰り返しで良いです。指を鍛えて、覚えて、弾く。これだけです。

弾きたい曲以外に基礎練習として使うのはハノンなどの指練習曲くらいかなと思います。指を鍛えなければ、ピアノは弾けません。ここはつまらなくても練習すべき項目です。

経験者が有利なのは感覚が覚えているから

私も経験者ですがピアノを途中でやめても、楽譜を読めてサラッと簡単な部分が弾けるのは、感覚が覚えているからです。

簡単に弾ける理由

  • 課題曲、練習曲をたくさんこなしてきた
  • サラッと通しで弾ける部分が無意識にわかる
  • 本に例えたら速読しているような感覚

上記で言えることは、j-popのような曲を指します。クラシックはそう簡単にいきません。

高校の頃、友達からジプリの魔女の宅急便:「海の見える街」を弾いてと楽譜を渡されたことがありました。聞いたことはあるけど、ピアノで弾くは初めての状態です。最初から完璧に弾けませんが、どこの部分を弾いたら先に進めるかを知っているので、その部分だけ弾いて一通り弾いたことがありました。

ピアノをやったことない子からは「すごい」と言ってくれましたが、これが経験者の長年培った感覚=カンです。

  • 楽譜を読むカ
  • ピアノを弾きこなす指のカ

一番大事なのはやはり楽譜を読む力です。
楽譜が読めなくてはピアノは弾けません。バイエルやブルグミュラーのような、聞いたことない知らない曲を弾けるようななる為には、楽譜を読む所からスタートです。これを6年も続けてきました。

何でも早く始めたもん勝ちになってしまいますが、こんな所で争っても仕方ありません。楽譜を読む力もピアノを弾くと同じように、繰り返し継続することで読めるようになります。全ては継続です。

私が楽譜を見て一通り弾けたのは、同じことをやり続けたカンが身についた程度のこと。大人になってから始める人が私と同じように6年も修行期間のようなことはしなくても良いのです。

もう一度同じことを書きます。

  • 指運動して鍛える
  • 音楽の記号を覚える
  • リズムを理解する
  • 弾きたい曲を練習する

この継続と繰り返しでピアノは上達していきます。

スポンサーリンク

年齢は関係ない。弾きたいと思ったら迷わず始めよう


ピアノを始めようか迷っている時、ウジウジ考えず始めましょう。

  • 上手くなるかどうかわからない
  • 手が上手く動くかどうかわからない
  • 子供の頃から始めないとできる訳ないと思っている

先程も言ったように、子供から始めないと遅いと言うのは間違いです。
ピアノ教室に行けば、大人初心者コースが用意されています。失敗したくない。弾けるようになりたいと思ったら、教室に行って習いにいくことをオススメします。
>>【保存版】ピアノ経験者がおすすめする大人のピアノ教室6選【うち1教室は体験済み(レビューあり)】

迷っている時間がもったいない

まずピアノを買いましょう。
ピアノを買ったら始める覚悟が出てきます。できたら安くてショボいピアノは買わず、10〜20万前後する電子ピアノを買いましょう。本物のピアノと言いたい所ですが、電子ピアノの方がトータル的にコスパが良いです。

個人的に私はカワイの電子ピアノを愛用していました。その理由を記事にまとめていますのでよかったらご参考下さい。
>>【カワイ&ヤマハ】電子ピアノを買うならどっち?ピアノ経験者はカワイを選びます。

少しでもピアノ興味をもったのなら、まずやってみることです。
続くかどうかわからない心配は、ムダな時間です。ピアノは頭の運動にもなりますし、やってみたい!と思ったらその熱が冷めないうちにトライしてみましょう。

関連記事