Written by moguko

【ノルマがきついって大したことない】銀行員の仕事は幅広く、もっと大事な仕事があります

銀行

こんにちは、mogukoです。

銀行には必ずノルマがあります。キツくてしんどいとも聞きますし、それに疲弊して辞めていったと言う声もよく聞きます。

しかし、個人的ですがノルマがどれだけ苦痛だったかと言うと、そんなに苦痛と感じませんでした。ラクではありませんが、ガミガミ言われたり、

銀行は本当にノルマがあって、本当にきついのか?経験者の立場から感じたことを話したいと思います。

本記事の内容

  • 【ノルマがきつい】いやいや銀行の仕事はそれだけではない
  • 銀行に勤めながらノルマから逃れる方法
  • ノルマはキツいが、通常業務の方が大事

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【ノルマがきつい】いやいや銀行の仕事はそれだけではない


銀行のノルマは存在します。具体的には下記の通りです。

  • 定期預金
  • 投資信託
  • 保険

上記は私が経験したノルマ枠です。主に窓口業務(テラー)で経験したことなので、営業になるともう少し種類があると思います。

正直忙しいのでノルマのことはかまってられない

本音を言えば、ノルマのことはそんなに気にしてないです。毎日、通常業務でプレッシャーを感じながらやっていたので、仕事が落ち着いてからノルマをどうしようか考えていました。

一番やってはいけないのは、事務処理ミスや取返しのつかない事態になることです。手数料主義といってもお客さんに迷惑をかけてしまっては信用を失います。

金融庁や監査などに銀行は敏感なので、守りはきちんと固めないといけません。

ノルマを意識し始めるのは、2〜3年目あたり

1年目はノルマのことは気にしなくて良いでしょう。覚えることがたくさんあり、それどころではないです。

通常業務をこなしながら、時間が空いたら新しい商品について勉強していきます。(勉強すると言うより暗記って感じ)そこから、相談窓口に来店されたお客さんに提案として商品を紹介していきます。ここからスタートです。

最初は基礎固めとして、銀行業務を勉強しましょう。ノルマはそれからで大丈夫です。

ノルマがキツい、キツくないかは上司による

ノルマ達成に気合いの入っている上司でしたら、少し口うるさいでしょう。なぜ、そんなにやる気があるのかと疑問に思いますよね。

ノルマ達成したらこんなメリットがあるからです。

  • ボーナス査定アップ
  • 出世コース
  • 好きな仕事なら、リーダーとして任せてくれる

野心のある人なら頑張りそうですよね。人の上に立つことが好きな人なら、リーダーとして任せてもらえるので、自分の好きなように仕事することが可能です。

これが支店によってバラつきがあります。やる気のある上司だったり、そうでなかったり・・・。ユルいところはラクですが、ノルマにうるさい新たな上司が異動してきたら、確実に苦労します。そんな感じです。

ノルマ未達成でも給料は上がる

ノルマを達成していなくても、給料に影響はありません。理由は、年功序列制だからです。

勤続年数を重ねた分、給料は高くなっていきます。(限度は40歳前後あたり・・・)なので、ノルマあってもそんなにプレッシャーはないのです。

あとは上司次第ですね。そこは運にまかせましょう。

私の場合は、そんなにうるさくない上司でした。ノルマよりも業務をきっちりこなし、不備やミスをなくすことを口酸っぱく言っていました。

実は不備やミスなども、支店評価に影響します。改善のための材料として本部はカウントしているつもりですが、評価やボーナス査定にも影響するので、ノルマよりも大事だと思っています。

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銀行に勤めながらノルマから逃れる方法


それは本部に配属することです。

本部にいたらノルマはありません。相手はお客様ではなく、職員=身内相手の仕事になるので、そんなに気を遣うことはないです。(とは言っても、お客様とお話するように接するようにと教えられました)

ただし本部と支店の違いは下記の通りです。

  • 残業が多い
  • 仕事の量が支店より多め
  • 役員が近くにいるので、緊張する

不備やミスをしてはいけないプレッシャーは免れますが、かと言ってそんなに気楽ではありません。本部は支店に指示をする側なので、間違った指示をしないようにわかりやく伝える必要があります。

本部はラクなのでは?と思っても、また違った苦労も待っています。私はどちらも経験しましたので、その詳細は【銀行の本部は何してるの?窓口は?】銀行員の1日リアルスケジュールを公開→元銀行員がお答えします。をご覧ください。

本部にいても出世は可能

銀行員の出世はノルマ達成だけではありません。本部にいながらも出世することは可能です。

出世条件

  • 各種の試験科目に合格している
  • 上司からの推薦
  • 営業成績が上位

上記の通り、出世する方法はいくらでもあります。

ノルマ獲得が苦手な人は試験を頑張りましょう。人徳もあれば、上司から推薦を得て、昇格できることもあります。

また「自分はこの仕事合わないな」と感じたら、上司に相談して異動願いを届ける手もあります。ノルマに疲れてもう銀行にいられないと言うことはありませんので、その時は新しい仕事に挑戦してみましょう。

ノルマと言っても新規顧客は営業だけ

外回りをする営業さんだったら、新規顧客の開拓地を探して広げていくと思いますが、窓口は基本的に新規顧客にアポをとると言うことはしません。

...と言うより、口座を持っていないお客様の連絡先なんて知らないですよね。なので、窓口業務の課せられるノルマは、既存のお客さんのみになります。

銀行の売っている商品は、食品や車などではなく、お金を管理する場所です。食品や車は「買って買って」とCMなどでアピールしていますが、銀行はお金を預ける場所なので、正直何もしなくてもお客さんは絶対利用します。

日本人の9割以上は必ずどこかの銀行口座を持っており、銀行はそのお客さんに向けて、定期預金や金融商品を提供するのみ。既存顧客に向けて、商品をアピールするだけなので、1から新規顧客を開拓しなくても良いのです。

外回りをする営業さんにとっては、ガチの新規獲得を目指してますが、内勤は既存顧客を相手にすると言うことを覚えておきましょう。

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ノルマはキツいが、通常業務の方が大事


最後にまとめます。

  • ノルマも大事だが、通常業務の方がもっと大事
  • 上司次第でノルマの圧力は変わってくる
  • ノルマ未達成でも給料は上がる(年功序列制)
  • ノルマの仕事がイヤなら本部に行けば良い
  • 窓口業務は新規顧客の開拓ではなく、既存顧客を相手にする
  • ノルマがなくても出世できる道もある

周りと比較されたり、みんなの前で叱責されると辛いものがありますが、最近はコンプライアンスを徹底する動きがあり、怒る指導から怒らない指導へと変わりつつあります。

もちろん不真面目な態度は論外ですが、私が銀行にいた頃、怒られることも仕事だと教えられました。正直良い気はしませんでしたが、これが少しずつ変化していきました。頭ごなしに怒るのではなく、相手の考えやペースも尊重する傾向へと変わっていったのです。

時代の流れとともに働き方も変わっているので、完全にブラック体質から抜けたとは言えませんが、昔に比べたら、まだ働きやすい環境になっているのではないかと思います。

ノルマを通じて「もっと成果を出さないといけないよ」と厳しい言葉があるかも知れませんが、それよりも通常業務=銀行業務の方が大事ですので、あまり身構えず、まずは銀行業務の仕事から覚えていきましょう。