Written by moguko

【学歴フィルターはある?有利な学部は?】銀行員になりやすい大学も学部も存在しない。元銀行員が真実を暴露

就活

こんにちは、mogukoです。

銀行は学歴フィルターをかけて選考しているのは本当か?

うーん・・・。メガバンクなら可能性はあるでしょう。しかし、他の銀行(地銀や信用金庫など)はそんなことないと思います。

実際、私はFラン大学出身なので声を大にして言えます。大丈夫。頭の良い大学を出ていなくても銀行員になれますよ!また、学部に関しても経済学部ばかりではありません。

この記事を読んで、少しは安心して頂けるのではないかと思います(^_^)

本記事の内容

  • 銀行員に就職する有利な学部はあるのか?
  • 金融系を学ばなくても、語学や理系も需要あり
  • 偏りはあるが、学歴フィルターはあまりない

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銀行員になるために有利な学部はあるのか?


一応あります。

下記の学部出身が多いことは事実です。

  • 経済学部
  • 商学部
  • 法学部

ちなみに、私も経済学部出身です。経営学部も多かったですね。なぜ上記の学部が多いのか?銀行の人事側に立てば、こう考えるはずです。

銀行はお金を扱う場所。最も優先的に身につけるべきスキルは金融や経済。なので、そこを勉強した人材が欲しいな・・・。

まぁ、そうなりますよね。経済学部や法学部あたりなら、金融・法律関係のことは必須科目として必ず学んでいます。そしたら銀行側はそんな学生が欲しいと思うのは普通のことです。

学生側も銀行で働きたいと思ったら、お互いの願望がマッチ=両想いみたいなもんです。やはり、業界に精通した学部にいたことはプラスに働きます。

役には立ってないが、欲しい人材ラインはクリア

欲しい人材としてまずはクリアです。
しかし、マクロ経済学とか色々勉強しましたが、内容はほとんど忘れました。

仕事で役に立ったことはありませんが、ワードは知っています。その程度です。

  • インフレ・デフレ
  • 円高・円安
  • 為替レート
  • キャッシュフロー
  • 金融緩和

銀行に入れば基礎的なワードですが、学生の頃はあまり馴染みがないですよね。
上記のようなワードを聞いたことがあるか、意味まで知っていたら優秀です。ですが、そこまで知る必要はありません。私も一応学びましたが、詳細まで覚えきれませんでした。

このような分野はどこで学ぶか?結論、経済学部になります。

法学部や商学部ももしかしたら、必須科目ではなく、サブ科目あたりで学びそうですね。だから採用される人数が多いのです。知識が少し入っているので、志望動機とかもサラッと書けるメリットもあります。

それ以外の学部は不利なのか?

いいえ、そんなことはありません。

実際にいた同期の出身学部は下記の通りです。

  • 農業学部
  • 英文学科
  • 総合情報学部
  • 工学部
  • 文学部

農業とか英文学科とか全く畑違いですよね。しかし実際にいました。

人数は少なめですが、学部だけでフィルターをかけて採用はしていません。幅広く視野を広げて選考しています。(全ての銀行とは言えませんが)なので、諦める必要はありません。

金融の勉強をしてこなくても、銀行員になることは可能です。

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金融系を学ばなくても、語学や理系も需要あり

規模の大きい銀行なら、こんな人材を欲しがっています。

  • TOEIC800点以上の人材
  • 英語以外の語学が堪能な人材
  • 論理的な思考力を持っている人材
  • 数字に強い人材

なかなかレベルの高い基準ですが、こんな人材を欲しがっているのは、下記の銀行が多いでしょう。

  • 外資系投資銀行
  • 外資金融機関(主に証券)
  • 政府系の金融機関

英語が得意な人はチャンス

外資系の会社では英語が基本です。

口座開設や海外送金などを利用する人は外国人です。海外企業とのコミュニケーションをはかったり、書類関係も全て英語です。さっぱりわからないでは話になりませんよね。

こんな時、経済を学んでなくても英語ができる人材はとても強いです。英語ができたら、銀行以外でも充分需要はありますが、志望していた方にとっては外資系の銀行はかなり狙い目です。

理系の人は冷静な分析が評価される

理系の方は、銀行に必要な論理的思考力が長けています。

銀行にはこんな業務があります。

  • 融資するかしないかの判断
  • 数字の根拠を具体的に調べる
  • 財務諸表から経営状況を読み解く

銀行では事実や数字にもとづいた論理的な判断が求められので、感情や直感で述べることはあまりよくありません。財務諸表に書かれている数字も人より早く読み解く能力があると思うので、経営判断などに的確な答えを出せることはできるでしょう。

意外なところに需要があります。応募してみる価値はありますよ。

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偏りはあるが、学歴フィルターはあまりない


銀行員は経済の基盤を作る役割を果たしているので、トータル的に見て学部はどうしても偏りがちな所があります。

しかしそこまで気にしなくて良いです。文学部や他学部でも内定をもらっている人もいるので、チャンスはあります。受ける前にガッカリしないで下さいね。

採用されるのは結局、人柄=人間性

どんなに優秀な学生でも、不採用になることはありますし、逆に良い大学出てなくても、採用されるケースもあります。

ゲームに例えたらこんな感じです。

  • レベル99
  • 装備は最高級
  • 難関レベルも簡単にクリア

ゲームの中では、最高のキャラクターですよね。
強いモンスター・ラスボスも簡単に倒せますし、安心感があります。しかし、現実の世界ではこんなキャラクターは不要です。

理由は、人間性だからです。

人間的な魅力がなければ採用されない

人間は感情の生き物です。

完璧なスペックを用意してても、人間的な魅力がなければ不採用を出す会社はあります。相手も人間ですし、総合的に判断しても最後はフィーリングで選んだケースがあるかも知れません。

  • 大学時代、何をやってきましたか?
  • 00学部で何を勉強してきましたか?
  • うちの銀行でどんな仕事をやってみたいですか?

もっとたくさんありますが、色んな質問をしてあなたの魅力は何なのか、相手は探しています。

実際、最後の質問は私が経験しました。銀行なら「窓口をやってみたい」と答えるのが一般的だと思いますが、私はそんなにしたいと思いませんでした。かわりに、「パソコンをよく使用していたのでパソコンスキルを磨きたいです」と言いました。結果、採用されました。

いや、銀行と関係ないじゃんと思いますよね。でも採用されたんです。理由はわかりませんが、フィーリングで選んでくれたのかな?ということにしておきましょう。

学部はそんなに比重は高くないです。スペックが低くても、人間性を磨き、魅力のある人になれば、銀行側に気に入ってもらえることもあります。

大学では金融系以外の学部で学んでいたいとしても、可能性はゼロではありません。銀行に興味あれば、積極的に受けてみましょう!

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