【元銀行員が語る】性格悪いのは事実→自分の身を守るためです。

仕事

こんにちは、mogukoです。

大学を卒業して、銀行に就職しました。勤めたのは4年ほど。「まずは3年勤める」と言う壁はなんとかクリアしました。

銀行と聞くと、「半沢直樹」を連想すると思いますが、全くその通りです。あそこまでの大袈裟なイヤミロ調や嫌がらせはありませんが、それに似たようなことは確かにありました。

こんなことを聞くと「やっばそうか」と感じると思います。正直、性格悪いのは間違いないです。

ただ、これには理由があります。

本記事の内容

  • 銀行員の性格が悪くなる3つ理由
  • 性格悪いのは銀行の強みでもある
  • まとめ

銀行員の性格が悪くなる3つ理由


性格が悪くなる理由は下記の3つです。

  • お金
  • 他人よりも自分の身を守る
  • 揚げ足取り

解説していきます。

お金

お金は生きていくために必要なツールです。

住まい・食べ物・着るもの、身の回りのモノは全てお金と交換して手に入れることができます。宝くじで6億円を当てるために、長打の列に並んで買うくらい、皆さん大好きだと思います。そんな皆さんの大切なお金を厳重に管理し、守っています。

もし、銀行がユルイ業界だった時、自分の預けているお金が、銀行の不手際で突然0円になったと言われたら、あなたはどうしますか?

当たり前ですが、ブチ切れますよね。家に現金を置いていたら物騒だから、銀行に預けているのに、管理不足で0円になったなんて聞いたら、信用してお金を預けることなんかできません。

銀行員はそのお金を1円の誤差も出さない為に、毎日神経をすり減らして仕事をしています。お金=信用です。銀行は信用で成り立っています。それを裏切らない為に、お金にいつも目を向けています。

極論を言うと、お金と書類を1番に信用しています。人は二の次です。言い過ぎかも知れませんが、私は銀行を4年勤めて感じたことでした。刑事ドラマでも、人の証言よりも、物的証拠の方が信用度が高いですよね。それと一緒・・・かなと思ったりしています。

他人よりも自分の身を守る

下記の通りです。

  • トラブルが自分の身に降りかからないように逃げる
  • 人間関係は本音を言わず、輪を乱すようなことはしない
  • 上司に反論せず、大人しくする

仕事がしやすい環境を整える為に、余計なことはしない。見ない。触れないって感じです。

今になって思うのですが、銀行は気の抜ける時間がありません。朝からずっと緊張感をもって仕事をしています。ちょっとした行動が命取りになるくらい、気を張り詰めて仕事をしています。

かなり疲れる職場だと思いますが、それも全部お金が絡んでいるからです。

また、出世していく人は正直ずる賢いです。うまい感じでトラプルを避け、踏み台のように出世していきます。

みんな自己中なのかと思われそうですが、お金をきっちり合わせ完璧に仕事をこなせば良いので、そこに慣れ合いはいらない世界なんじゃないかと思います。(かと言って、飲み会や付き合いはありますけどね・・・。)

揚げ足取り

上記で述べた、トラプルを避けたり、輪を乱す行為がないのは、自分のミスを公に指摘されないようにする為の策だからです。

お金以外にも書類の不備があったり、見落としがあったりすると、「仕事ができない」とレッテルを貼られてしまいます。そのレッテルを貼られないように用心をしているのです。

じゃあ、どんな人が揚げ足をとられているか?

  • 出世を望まない人
  • 特に気にしないメンタルの強い人
  • 正直者の人

実際、経験した揚げ足取りはコチラです。

私が窓口で接客をしていたとき、不注意でお客さんの通帳を返さずに、帰してしまったことがありました。慌てて、通帳を持って追いかけ、なんとかお渡しすることができました。店舗に帰ってきた際、上司から「気を付けろ」と叱責を受けました。

まぁ、これは仕方ありません。私が悪いです。このミスをきっかけに、後方窓口の女性職員からクスクスと笑われ、なんで当たり前のことができないんだと陰口をたたかれるようになりました。

もし、休憩室であなたの名前をあげられ、仕事が遅い。足をひっぱられて迷惑なんて言われていたらどうしますか?申し訳ないと思ってはいけません。誰かをターゲットにすることで自分は安全なポジションにいることに安心しているだけです。

銀行の揚げ足取りとは、自分は安全なポジションを確保し、誰かを犠牲にして、ストレス発散させていることを言います。

これを聞いたら、恐ろしい世界だなと思ったかも知れません。他の業界は知りませんが、銀行はそれだけメンタルが強くなければ生き残っていけない世界なのです。それだけお金を扱う仕事は厳しく、適当にやるなと言うことですが、その厳しい姿勢は人の性格までも変えてしまいます。

性格悪いのは銀行の強みでもある


あんまり大きな声で言えませんが、良い意味で強みでもあるかと思います。銀行で働いている皆さんは、元から性格が悪かった訳ではありません。職業病と言えば、良いでしょうか。

  • 誰も気付かない細かいところまで気がつく
  • お金がからむので、簡単に処理できないケースもあるので慎重になる
  • ノルマが達成できなければ、連帯責任としてボーナス査定に影響がでるのでプレッシャーを感じている

結論:皆さん、必死なんです。

銀行色に染まった先輩にしごかれ、気付いたら自分自身も仕事のやり方だけでなく、考え方も染まり、伝染するように、陰湿で厳しく、細かい人間になってしまったと言う感じです。

内部では嫌なところばかり目がいってしまいますが、細かい所に気付き、相手を監視してこそ、皆さんの大切なお金を守っているのです。

監視を怠れば、横領や粉飾決算のような事件が起こり、お客さんの信頼を失ってしまいます。それを食い止める為にも、和気あいあいのような環境ではいられないのです。

度が過ぎたら良くない

しかし、私は揚げ足を取り、陰口をたたいたり、パワハラのような環境を容認するつもりはありません。

  • 周囲の前で聞こえるように説教すること
  • 会社辞めろと退職を迫ること
  • 仕事を一切与えず無視をすること

言っちゃいけないですが、銀行はパワハラが当たり前です。(今は世の中がうるさいので控え目になっているはず・・・。)人格否定をしたり、役割を与えないようなことをするのは間違っています。

全員が、野球選手のように粘り強く、雑草魂をもっているとは限らないのです。メンタルが強い人、弱い人、相手の人格を見ないまま、銀行のやり方を押し付ける環境は、きつく厳しい世界だったとしても、ちょっと違うと思います。

メガバンクは毎年、大量に新卒を採用していますが、それはついていけず辞めるのがわかっているからです。

要するに、合わなければ出ていって。と言っているようなもんです。

一応、良いところもある

それは、転職です。印象は最高に良いです。
お金を扱ってきたとのことで、真面目な印象、マナーをきちんと心得ているという印象を持っている会社が多く、転職先から歓迎されます。

「元銀行員」と言う肩書きがつき、周囲からは真面目でお堅い人がきた、信頼できるという訳です。

しかし、細かい性格を出しすぎると敬遠されるかも

他業界の会社に行くと、細かく、プレッシャーを感じながら仕事をしていない印象です。上から目線のコメントですが、本当にそう感じました。

印鑑を少し曲がって押してしまっても、他業界の会社は何も言いません。また、FAXの送信確認も一人でやっていました。銀行では絶対にありえない行為です。

それだけ、細かいことに気が付くクセがついた証拠なのですが、転職先にまで、小うるさく言うのがやめといた方が良いと思います。

銀行色をだすとすれば、自分が取り扱う仕事だけに限定し、相手からの希望があれば、徐々に出しく方向が良いと思います。

まとめ

  • 銀行はお金を扱うのが仕事。お金=信用を守ることが役割
  • お互い揚げ足取りをするのは、自分の身を守るため
  • 性格が悪くなるのは、それだけ仕事に厳しく接しており、必死なのである
  • 銀行員は転職先から重宝される(信頼度が高い)
  • 銀行に染み付いた性格の悪さを、転職先に引きずってはいけない

銀行は、他者からみたら印象が良いですが、内部はとても厳しい世界です。

性格が悪くなるのは職業病でもあります。でもそこが強みになってしまうこともあるので、悪いことばかりでもありません。(とはいえ、人から嫌われるような人間にはなりたくありませんが・・・)

銀行に興味をもった方、厳しい世界ですが、決してムダな経験にはならないと思います。

あまり説得力がないかも知れませんが、半沢直樹のような、スパイスの効きすぎな刺激を求める方は、一度就職してみてください( ̄ー ̄ )

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